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『夏の水分補給(塩)』

先月に熱中症予防として、練習前や練習中にもスポーツドリンクを積極的に摂取しましょうと書きました。
なぜならスポーツドリンクには汗で失われたナトリウムやカルシウム、カリウム、マグネシウムなどもバランスよく配合されているから!

しかし、決してコストパフォーマンスが良いとは言い難いんですよね。
そのためオリジナルスポーツドリンクを作っている部活動も多いと思います。
今回はその中に配合するであろう「塩」について一言。
例えば下記はオリジナルスポーツドリンクのごく一般的なレシピですが、

【オリジナルスポーツドリンク】
・水:  1リットル
・塩:  1~3g
・砂糖: 40~80g ※ブドウ糖やはちみつなども
・レモン果汁等: 適量

この「塩」というのがかなり抽象的な表現でして、
例えば皆様おなじみの赤いキャップの「食卓塩」は、成分は塩化ナトリウムのみで、精製の段階で他の大事なミネラルは除去されています。

そのためオリジナルスポーツドリンクには、ミネラル豊富な「天然塩」を選ぶのが重要となります。そして更に、その天然塩も商品によってミネラルの配合バランスが大きく異なるのです。

ポカリスエットと天然塩の成分バランス

提示したグラフは、スポーツドリンクの代表である「ポカリスエット」と、
身近で手に入る天然塩のマグネシウム、カルシウム、カリウムの成分バランスの比較グラフになります。
ぴったりと合う商品はないものの、「瀬戸のほんじお」と「瀬戸内のにがり塩」は近いバランスになるので、この2商品が最もおすすめです。

注意点として、特に青で表すマグネシウムは多すぎると苦みが強くなり、体質によっては下痢を起こします。
合う合わないがありますので、オリジナルスポーツドリンクを摂取した際は、体調に変化はないかも併せて観察するのを忘れずに!

いかがでしたでしょうか。天然塩や砂糖の量などを調整したりしながら皆さんのチームのオリジナルスポーツドリンクを作成してみて下さい。
まだまだ暑い日が続きますが、上手に水分補給しながら部活に励んでいきましょうね!

⇒次回(9/1)『ウェイトトレーニング』について

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