「怒り」に気づき、癒しと許しに変えるフラワーエッセンス~「母」とは宇宙の根源
名越康文先生の「こころの時代」のお話を見て。
https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/QGJ61Z4M67/
「怒り」という観点から、考えたこと。
傷ついた心に敏感になる思春期に爆発するのは、身の回りのこと、親や学校など周囲の大人、社会に対する「怒り」。その正体は?
特に目の前の母に対し、親に対し、教師に対し、ありとあらゆる怒りの塊を思春期の子はぶちまける。それがうまくできなければ、行き場をなくしその怒りは自傷行為に及んだりもする。
なぜこのように(環境など)生んだのか
なぜこうしてくれなかったのか
なぜこんなふうに扱ったのか
なぜ理解しないのか
そこにあふれ出す怒りは、生まれてから7歳までに経験し、その後無意識の中(生命の木では9イエソド)に刷り込まれたものと思われる。しかしその無意識には実際にこの肉体で経験したものに限らず、魂が何度も肉体を持って経験したことが蓄積され、それにより輪廻をし、それでも満たされないカオスの怒りが根源にあり、今世の経験と区別なく混じりあうと思われる。ちなみに生命の木では、この9イエソドは月が対応している。
そして思春期にせっかくあふれ出た怒りを、再度理性の力で箱に封じ込め、なかったことにし、見えないところに隠し、振舞えることを「大人になること」と言う。それ以降「大人の自己」という仮面を被りながら、そこでうまく癒されなかった怒りを、恋愛や仕事などで何とか癒そうと躍起になり、わずかに満たされたり、さらに傷ついたりしていく。このようにして作られるのが「インナーチャイルド」である。癒されないまま箱の中にしまわれた、いないものにされた子。
大人になってからでも、実はその幼児期に満たされず、思春期にも解消できなかった(当然解消しきれないが)怒りが、何度も爆発することになる。自分の中にある傷に触れるような出来事、傷を思い起こさせるような事象に出会うことでフラッシュバックし、あるいは誰かが地雷を踏み、爆発させることになる。それが深刻になれば、鬱や不眠などから精神疾患にもつながることもある。
この世は見える世界しかないと考える人にとって、あるいはそのような近代科学が前提の学問において、生まれてから7歳までの経験が傷になるということは、両親、家族、先生、その他社会環境など「具体的な何(誰)か」がその子に対して傷を作ったと理解されることになるので、目の前の具体的な「母」に対する怒り、「父」による傷、という形で認識せざるを得ない。
しかし生命の木が示すように心のしくみというのは、その9割が見えない世界である(1~9が見えない世界、10が物質世界を表す)。それは「人間が意識できるのは心の中の1割で、9割が無意識である」という心の世界の認識にも一致する。見える世界は、この世界を作り上げる1割に過ぎず、当然心の中に生じることの割合もこの比率を反映するはずだろう。
つまりこの心の傷というものの中味の内訳は、実際にこの世で体験したことは1割ほどであり、そのほとんどは自分の魂に蓄積された過去世の記憶や傷(カルマ)の反復で構成されていると考えられる。
そのため自分が持つ怒りは、長い長い輪廻の中で繰り返された癒されない理不尽の塊に、今世の傷をトッピングして増幅したものであり、それを怒りとして、目の前の実際に「生んでくれた母」にぶつけていくことになる。そのため母子関係とは非常に複雑になる。実際にこの母から受けた傷なのか、そうではないのかは区別がつかないまま、怒りの衝動は抑えることができない。「母」というのはそうした理不尽も背負わなくてはいけない存在ということなのかもしれないが、その母もかつて子であったわけであり、母にも母がいるわけで、何らかの傷を負っているのだからなお一層ややこしい。
しかし母とは、命を生み出すというものの象徴でもある。なぜ兵士は自分の最期に「お母さん」と言って死んでいくのか。なぜ最期は「お父さん」でなく、誰もが「お母さん」と言うとされるのか。それは具体的な生んでくれた母を通じて、自分の命につながる先祖に対し、さらに命そのもの、生きとし生けるものの象徴である「自然なる母」に対し、母なる海、またはマザーアース(地母神)といわれる神に対して、また宇宙の根源の、すべてを生み出した光としての母に対して、そしてそれは結局は自分自身なのだという悟りととも、無意識に最期に発せられる言葉なのかもしれない。自分自身は「宇宙の根源という母の子である」と。母もママも、母音は「ア」である。「ア」は宇宙の始まりの言霊でもある。(宇宙の始まりは生命の木では1である)
そこまで見えない世界への理解を深めたとき、自分自身の無意識(9イエソド)の中にあるカルマに意識を向け、自分の怒りに気づき、その根源に向き合い、癒されないインナーチャイルドに気づくとき、ようやく「怒り」から、現実の母を許し、現実の父を許し、すべてを許し、傷を癒し、自分自身を受け入れるという、怒りを愛のエネルギーに変換することができる。
そのためにはまず、根本的に自分自身の中に「怒り」があるということwp知ることが大切である。怒りの原因の傷が必ずあるはずである。なぜなら誰もが大人になるにあたって、怒りなどというものは持ってはいけないという「仮面」をつけさせられ、社会の圧力によってパンドラの箱に「怒り」を丸ごと封じ込めてしまうからである。それが無意識に突然開いてしまうことが、怒りの爆発ということになり、それに振り回されて人生を一層つらい、生きにくいものにしてしまうことも少なくないのである。
しかし静かに自分を見つめることによって、その根源を癒すことはできる。それが悟りにつながり、輪廻を止め、魂はその故郷にやっと帰ることができる(仏教はこのことを言っている)。そうした怒りを爆発せず、また恐ろしい形で対峙するのではなく、私たちが自然に認識できるような形にして、向き合うことを助けてくれるのが、自然の癒しのエネルギーであるフラワーエッセンスだと考えて、セラピーセッションを行っている。
まずは母への怒り、父への怒り、そこから始めるしかない。生命の火に帰るには、怒りという火のエネルギーを頼りにするようできているのである。
名越先生のお話は仏教を絡めて、とてもためになるインスピレーションを与えてくれるものだった。
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