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ガジェットとの付き合い方
今更公言するまでもありませんが、ボクはガジェット好きです。特にアップル製品は大好きで、基本全てのプロダクトを所有していた経験があります。
しかし、直近ではガジェットへの考え方が大きく変わりつつあります。端的に言うと、デジタルを制限してしていこうと考えています。
今回は、なぜそうした思考に至ったのかをまとめていきます。
ガジェットを減らすワケ
必ず陳腐化する
例えば日本で最もユーザーの多いであろう、iPhoneを例にします。
仮に、iPhoneを発売当時に20万円のProシリーズを購入するとしましょう。もちろん買った時は最新のiPhoneですが、iPhoneは毎年新型が出る商品なので、来年には必ず新型が出ます。iPhoneに限らず iPadでもMacBookでも、遅かれ早かれ必ず新型が出てきます。これは、デジタル機器の宿命です。
新型が出ると、今まで現行機だったものは型落ちになり、型落ちになると当然需要が減ってしまうため、価値がガクッと下がってしまう。
また、性能的な面でも価値が下落していく要素があります。それが、バッテリーです。
今やガジェットの多くはバッテリーを搭載しています。リチウムイオンバッテリーなどの二次電池は、その特性として充放電を繰り返すことで徐々に容量が減ってしまい、劣化が進行してしまいます。今や買い替える一番の理由はバッテリー劣化が気になるから。
このように、ガジェットは持っているだけで徐々にその価値を下げてしまうのです。
買い替えコストの上昇
近年のガジェットの性能アップは凄まじいです。数年前まではiPhoneでできることなんて限られているという認識でしたが、今や画面の小ささ以外はPCと遜色ないスペックがあります。
これだけできることが増えてくれること自体はウェルカムなのだが、それに比例して金額も上昇傾向にあります。
一昔前ならば7、8万円もすれば購入することができたiPhoneは、今や10万円で購入できるのは型落ちの機種のみです。
追い討ちをかけるのが昨今の物価高。円安の影響もあるため、特にアップル製品のような海外メーカのものはより厳しくなります。 iPad miniは2021年に発売されたタブレットですが、64GB Wi-Fiモデルの販売価格は59,800円でした。
これが2024年5月現在では、公式価格で84.800円。全く同じものなのに、25,000円もの値上げになっています。
どう考えるか
以上がガジェットを減らそうと考えた理由になります。実際にこの一環として、先日MacBookを手放すに至っております。
ガジェットである以上、徐々にその価値を失っていくことは避けられません。そのため、今後は以下の指針でガジェットと付き合っていこうと考えています。
使うガジェットを厳選する
まずもって重要なのが、必要なガジェットを見定めること。持っているだけで陳腐化し、買い替えコストも上昇しているとなると、使わないものは持たないことが最も効率が良い。
選定の基準としては、コンフォート原則に則り判断します。平たく言うと、一日のうち使う時間が長いものほど残してお金をかけるという考え方。至って単純です。
また、最終的には以下のどれかを提供してくれるものであることも基準としています。
時間を生み出してくれるか
お金を生み出してくれるか
心を満たしてくれるか
時間を生み出してくれるかというのはシンプルに、このガジェットを使うことで効率が上がるのかということ。ガジェットの本意とも言える部分です。
お金を生み出せるかというのは仕事道具という意味もありますが、これを持つことで他のものを持たなくても良くなるという意味として捉えています。なるべく汎用性があるものを選ぶようにしています。
そして心を満たすというのは、ワクワクするものかということ。ガジェットって新しいことができるようになるものなので、本来ワクワクするものでなければならないと思っています。
そういった意味では、この要素が最も大切かもしれません。
回していくのか使い潰すのかを決めておく
上記の基準でガジェットを厳選したら、どのようなサイクルで回してくのかを考えておきます。具体的には、どんどん回していくのか使い潰すのか、です。
回していくと言うのは、どんどん買い替えていくということ。言い換えると、新型が出た段階でなるべく買い替えるようにするということ。
AirPods Proはこのパターンに当てはまります。毎日数時間も着用しているガジェットなので、ボクとしては相当酷使しています。バッテリーやノイズキャンセリングの性能もかなり落ちてきていることを感じるので、発売と同時に購入、売却するようにしてます。
一方で使い潰すとはその言葉通り、支障を来たすまで使うと言うこと。
ボクにとって、普段の生活ではiPadを活用することが多く、iPhoneはバックアップ的な要素が強い。また、写真もカメラで収めてしまうので、あくまで記録写真程度の用途しかありません。
そうなると、バッテリに支障を来たすまでは買い替える必要がほぼありません。そのため、iPhoneは使い潰す方針を立てています。
アナログに回帰する
デジタルである必要がないと判断したものについては、アナログに回帰する方針に切り替えました。
ボクはメインで使用する腕時計を、Apple Watchから機械式時計に戻しました。理由は複数あるので詳細は次回に譲りますが、ボクの中でApple Watchは必要ないデバイスであるという整理がついたからです。
ただし、目覚まし時計としては音を出さずに起きられるというメリットがあるので、寝る時だけは着用していますが、今後買い替える予定はありません。
いつでも最適化していたい
ガジェットとの付き合い方を見直すことで、自分の本質に近づいていきたいと考えています。
そのためにはどういうスペックが必要、もしくは不要なのかを徹底的に整理して、自分が必要と思うものを選び続けていきたいと思います。