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新年なのでスタイリストが「だせぇ」の理由を考えてみた。

こんにちは、明けましておめでとうございます。
早いもので2024年も10日が過ぎました。

そろそろ、正月のお家モードから切り替えないと。
なので「今日はnoteを書くんだ!」と自分にミッションを課したわけです。

さて、結論からですが、私の考えるだせぇを一言でいえば

「だせぇ」=一貫性がない状態です。


一貫性があるって簡単にいえば「ブレていない」ってこと。
なので一貫性がない状態=ブレてる状態=だせぇってことです。
どういうことですかー?と質問が飛んできそうですね
安心してください、説明しますね。

一貫性がない状態は色んな場合がありますが、私が「だせぇ」と感じるのは大きく分けて2つ。
①は自分自身と一貫性がない時、②はTPOとの一貫性がない時です。


①自分がブレてる状態の話

言い方は悪いですが、自分の軸がブレてる人は「だせぇ」と感じます。
今ってたくさんの情報であふれてるじゃないですか。
スマホアプリなんてこっちがリクエストしてないのに「こんな情報好きでしょ?興味あるでしょ?」って通知出してくる。
検索すれば口コミとか話題について人の意見を知ることもできます。便利ですよね〜!でもその便利な反面、見なきゃよかった情報に会う確率も高くなると思います。

例えば自分の好きな服を検索してる時、ふと誰かがSNS上で「このブランドの服だっさ!」と否定していたら
え、私のこの良いじゃんって思ってる感覚はおかしいのかな?と不安になるじゃないですか。

そして今後、好きなものを着るのが怖くなったり、今まで着てたのに人から変に思われてたのかなって未来にも過去にも自信を持てなくなる。

この気持ちすっごくわかるんです。
自分の好きな服を否定的に思う人がいる=自分の価値観が否定された。そう思っちゃうんですよね。

人の意見に傷ついちゃうこともあるけど、そもそも好みや感覚はその人の価値観。人の価値観なんてちがって当たり前だし変化するもの。
なのでそれで自分の意見を変える(軸がブレる)必要はないと思います。
他人の問題じゃなくて自分の感性に素直になれて自分が自分でいられるかの問題だと考えています。

古着が好き? 超良いじゃん!
リボンが好き? 超良いじゃん!

何を着るかじゃない、人がなんて言おうと今日の自分が自分らしい!って服を着ている人がイケてる。と私は思います。(もちろんTPOはわきまえた上ね。)

②TPOと身なりがブレてる(ズレてる)状態の話

多様性の時代、自分らしく生きよう!ここ最近よく耳にするけど、TPOっていつの時代も必要だと私は思います。
※「TPO」とは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)という3単語の頭文字を繋げた言葉。

ビジネスマナーでよく使われますが、どんな場面でもTPOは存在します。
かたくるしい事じゃなくて、あなた自身の満足だけじゃなく周りの人のことや時と場を考えましょうってこと。
ここがあまりにもブレている時、どんなにこれは自分らしさです!って言っても周りからはただの自己中な自己満足に映り
場違いな人として「だせぇ」になってしまいます。

勘違いさせたくないんだけど、私は決して多様性を否定していないし
個人を尊重する時代の流れはとってもいいと思っています。
そもそも「自分らしく」とTPOは敵対するものではなくてTPOの許容範囲内で自分らしさを出す度合いを調節したらいいと考えています。

ちなみに、この「自分らしさを受け入れる」は企業様からも多く相談がある内容です。
どこまでを従業員の自分らしさとして許容するべきなのかってね。(気になる方はHPに相談事例など詳細を載せています)

この2つ以外にも「一貫性があるかないか」で言えばたくさんありますが、私の場合はこの2つが「だせぇ」と感じる大きな要素です。

新年早々、どんな内容やねんって感じですが
今年は私の感覚をより言葉にして紹介できたらなと思っています。

今年もよろしくお願いしまする〜。




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Kazumi okada 岡田香寿美/ファッションスタイリスト/専門学校講師
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