<おすすめ最新刊情報>〜12月小説編①〜
個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。
「檸檬の棘」黒木渚 (著)
孤高のミュージシャン、そして小説家。魂の最新長編書き下ろし。「十四歳。私は父を殺すことに決めた」孤独と怒りを抱えた少女が、崩壊寸前の家族を捨て、全寮制の中学校へ行くのは圧倒的なひらめきだった。家を出て行った父と、それを受け止めた母、静かに悲しむ弟。四人家族の輪から最初に抜けたのは、私。それでも私は「父親」という存在にいつまでも囚われている。許せない、苦しい、わかってほしい。私は「特別な子ども」になりたかった――。「この話を書かずに、のうのうと作家人生を送れたら良かったのに――黒木渚」4年ぶりフルアルバム「檸檬の棘」同名小説、ついに刊行!
「目を見て話せない」似鳥 鶏 (著)
藤村京はいわゆるコミュ障。対面で人と喋ることが苦手だ。大学入学早々、友達作りに出遅れ落ち込んでいると傘の忘れ物を見つける。だが人に話しかけられない藤村は忘れ物をした状況を推理して持ち主捜しをするが!?
「彼方のゴールド」大崎梢 (著)
人はなぜスポーツをするのか。なぜ自分だけでなく、人がスポーツに打ち込む姿に心動かされるのか。
日々の取材を通じて、自分なりの答えを探す明日香。
そして、かつて共に泳ぎ、夢を追いかけた幼馴染たちが今もオリンピックを目指しているかもしれないと知り……。『プリティが多すぎる』でティーン向けファッション誌に配属された男性編集者の困惑と奮闘を、『スクープのたまご』で週刊誌編集部に配属された新人女性記者の東奔西走を描いた著者が、オリンピック・イヤーを前に贈る、爽やかなスポーツお仕事小説。
「恋の穴におちた。」日日日 (著)
「おとなりさん、ですか?」私、小説家の牛老丸華菜が住むマンションに突如空いた謎の『穴』。その『穴』の先に美しい顔があった。一瞬上手な絵画かと思った。そのぐらい非現実的な美貌。小学生、つまり十歳ほどの男の子のようだ。「あのう…」知夫、と名乗る美しい顔の少年は、無言でただ見とれている私におずおずと呼びかける。そして、小動物のように首を傾げていた。それが、すべての始まり。私と彼の、何とも表現しづらい、奇妙な交流の幕開けだった―。日日日が贈る、究極の『愛』が綴られた物語。
「僕のなかの壊れていない部分」白石一文 (著)
昔の男が住む京都で、美しい恋人はどんな反応をするのだろうか。悪意のサプライズ旅行を企画した29歳出版社勤務の「僕」は、関係を持つ三人の女性の誰とも深く繋がろうとはしない。理屈っぽく嫌味な言動、驚異の記憶力の奥にあるのは、絶望か渇望か。切実な言葉たちが読者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作。
「大きな鳥にさらわれないよう」川上弘美 (著)
遠い未来、衰退の危機を認めた人類は、「母」のもと、それぞれの集団どうしを隔離する生活を選ぶ。異なる集団の人間が交雑することにより、新しい遺伝子を持ち、進化する可能性がある人間の誕生に賭け―。かすかな希望を信じる人間の行く末を、さまざまな語りであらわす「新しい神話」。泉鏡花文学賞受賞作はるか先を静かに見通し、慈しみ深く描いた未来の人類史
「そういふものに わたしはなりたい」櫻いいよ (著)
優等生で人気者・澄香が入水自殺!? 衝撃の噂が週明けクラスに広まった。昏睡状態の彼女の秘密を握るのは5名の同級生。空気を読んで立ち回る佳織、注目を浴びようともがく小森、派手な化粧で武装する知里、正直でマイペースな高田。優しいと有名な澄香の恋人・友。澄香の事故は自殺だったのか。各々が知る澄香の本性と、次々に明かされていく彼らの本音に胸が掴まれて…。青春の眩さと痛みをリアルに描き出す。櫻いいよ渾身の書き下ろし最新作!
「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」田中修治 (著)
人生を大きく変えるため、倒産寸前のメガネチェーン店を買収した田中。しかし、社長就任3か月で銀行から「死刑宣告」が下される。度重なる倒産の危機、裏切りに次ぐ裏切り、決死の資金繰り…。何度も襲いかかる絶体絶命のピンチに破天荒な施策で立ち向かっていく。実在する企業「OWNDAYS」の死闘の日々を描いた、ノンストップ実話ストーリー。
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