<おすすめ最新刊情報>〜8月小説編②〜
個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。
「ノースライト」横山秀夫 (著)
一級建築士の青瀬は、信濃追分に向かっていた。たっての希望で設計した新築の家。しかし、越してきたはずの家族の姿はなく、ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。一家はどこへ消えたのか? 伝説の建築家タウトと椅子の関係は? 事務所の命運を懸けたコンペの成り行きは? 待望の新作長編ミステリー。
「高校事変 II」松岡 圭祐 (著)
世間を震撼させた「武蔵小杉高校事変」から2か月――平成最悪のテロリストの次女・優莉結衣は新たな場所で高校生活を送っていた。そんな中、結衣と同じ養護施設に暮らす奈々未が行方不明に。さらに、多数の女子高生が失踪していたことも判明する。結衣は奈々未の妹に懇願され調査に乗り出すが、JKビジネスや特権階級の存在など、日本社会の「闇」の数々が浮かび上がってくる。問題作ダークヒロインシリーズ第2弾!
「心臓」奥田亜紀子 (著)
中学生の切実な日常を真正面から描き切った大傑作『ぷらせぼくらぶ』から六年。
奥田亜紀子の原点と現在地を収録した作品集がついに刊行。
ページが光っているような眩いトーンワークが照らし出す心の深いところ。
吹き溜まりだと感じていた場所にあったのは、思いのほかに美しいものなのかもしれない。
どこまでも繊細な才能が、鋭く研ぎ澄まされた感性で描く私たちのドラマ。
「呼吸する町」黒木 渚 (著)
乳酸菌飲料ラクトルを配達するラクトママたちが見つけた、ちいさな奇跡とたしかな幸せ。配るのはラクトルだけじゃない、集めるのは代金だけじゃない……かもしれない、甘くてほろ苦い4つの物語。
「願うなら、星と花火が降る夜に」いぬじゅん (著), mocha (イラスト)
姉の春香が事故死してから一年後の命日の夜に、亜紀のスマホに春香からLINEが届く。
仲違いしたまま死んでしまった姉をいまだに許せずにいる亜紀は、悪質なイタズラだと無視するが、その後もたびたびLINEは届きつづける。
そんなある日、春香のルームメイトだったという女性・奈津が、空野家に居候することに。
奈津と過ごす日々のなか、亜紀は忘れようと封じ込めていた春香の記憶を少しずつ取り戻していく。
そして、すべての思い出がよみがえったとき、奈津は姿を消し、亜紀は彼女が現れた本当の意味を知るのだった――。
「羽田圭介、クルマを買う」羽田圭介 (著)
はじめてのクルマ購入のために数十台もの車の試乗を繰り返しながら、考え、悩み抜き続けるリアルなドキュメンタリー・エッセイです。
車を通して自らの生き方を考え直したり、様々な人とのやりとりから新たな人生に気付かされるなど、車好きはもちろんのこと、そうでない方も次の展開にハラハラしながら楽しむことができる内容です。
気に入った車は評価し、そうでない車は正直に批評する、そんな歯に衣着せぬ痛快さが魅力で、この本を読めば、気になる車がきっと一台は見つかるはずです。
「夏の方舟」海猫沢 めろん (著)
瀬戸内海の島にひとり暮らす青年・水無月睦のもとに、ある夏、幼馴染みの黒坂聖が訪ねてきた。陸は、湧き上がる凶暴な感情を抑えきれず聖と交わる。後ろめたいはずのその行為が忘れられない陸は、帰京した聖を追って、彼の住むタトゥースタジオに辿り着く。そこで聖の驚くべき秘密を知り…。「運命は変えられなくても、俺はおまえのそばにいたい」男たちの嫉妬と葛藤、欲望を透明に描き出した4編の恋愛小説
「秋葉原オーダーメイド漫画ラボ」隙名こと (著)
連載漫画を打ち切られ失業した漫画家月高歩夢は、女子高生にスカウトされ、なんでも漫画にする会社に就職。そこで変わった案件を担当することに……。JK社長&崖っぷちアラサー漫画家のユニークなお仕事物語!
「夏だけが知っている」喜多嶋 隆 (著)
父親と二人暮らしの高校二年生の航一のもとに、腹違いの妹がやってきた。素直で一生懸命な彼女を見守るうち、兄の心は揺れ動きはじめる……海辺の町を舞台に描く、限りなくピュアでせつないラブストーリー。
「いのしかちょうをこっそり視ている卯月ちゃん」鳳乃一真 (著), 宮原るり (イラスト)
逆槻卯月は奇妙な女子高生である。
クラスメイトとは交流せず、放課後になっても一時間は席から動かない。バレないように廊下をひょこひょこ移動し、使われていない部室に侵入。
そこで卯月が一人でしていることは、隠し持っているスマホの中に残った、ある3人のLINE記録を読み返し、クスクスしながら観察日記をつけること。
卯月がそんなことをするのには理由があって———他人が決めた当たり前なんて受け入れない。
これは逆槻卯月という少女がたった一人でこっそりと繰り広げる反逆の物語である。
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