<おすすめ最新刊情報>〜12月小説編②〜
個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。
「里奈の物語」鈴木大介 (著)
この国に生きる、かつて少女だったあなたへ。ルポ『最貧困女子』著者が世に放つ、感涙の初小説。物置倉庫で育った姉妹は、朝の訪れを待ちわびた。幾つもの暗闇を駆け抜けた先に、少女がみつけた希望とは――。
「三角の距離は限りないゼロ4」岬 鷺宮 (著)
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋は―ある日、唐突に終わりを迎える。そして…。―そして彼は、変わってしまった。だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」をもう一度、取り戻すために。すれ違いの修学旅行のなかで、わたしたちは彼を、矢野くんを、わたしたちの想い人を、追いかける。そう…たとえ、わたしたちがもう、恋人でないとしても。わたしとわたしと彼が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。「このライトノベルがすごい!2019」(宝島社刊)文庫新作部門第3位。
「君は誰に恋をする」天乃聖樹 (著)ふすい (イラスト)
人形絵馬に想い人の名を記し神社の祠に結べばどんな片思いも成就する、という言い伝えがある。
高校二年生の青井空は、恋愛祈願へ向かう道中でクラスメイトの鈴木可奈と出くわす。
偶然お互いの想い人が自分の親友であることが明らかになった空と可奈は、協力し合うことに。
学校で恋愛相談しているところをそれぞれの想い人である月宮凛と鷹羽剛に見つかり、話の流れから恋愛弱者同盟というグループを結成するのだが、それぞれの想いが複雑に絡み合い――。
「バタフライは笑わない」北川 ミチル (著)
競泳選手として将来を有望視されていた夏子。高校生になったばかりある日を境に彼女の生活は一変した。他人の視線に怯え、引きこもる日々。そんなある時、夏子は小学校の同級生・沙耶花と偶然再会する。以前とは違う生き生きとした沙耶花、その独特のペースに夏子は巻き込まれてしまう。実は沙耶花は…⁉ 少女の心が解き放たれる、真夏の三日間の物語。第2回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作。
「ぼくの妹は息をしている(仮)」鹿路 けりま (著), せんちゃ (イラスト)
「人を殺す小説を書きてえなあ。」どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん?なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って―。うぅ―。意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。「あなたの小説について、先生がお待ちです―」さっきのは夢?ぼ、ぼくの小説は―?
「オーラリメイカー」春暮 康一 (著)
遠い未来、人類を含む天の川銀河の知的生命体による文明群は“水‐炭素生物連合”を結び、人工知性の文明ネットワーク“知能流”に対抗していた。あるとき、“連合”の調査団は銀河の辺境の恒星系を調査する。この系は明らかに高い技術力を持つ文明によって改造されていた。しかし系内をいくら探してもこの恒星系を作り上げた知的生命体は発見できなかった。調査員の一員のイーサーは、彼らが知的文明ではなくもっと別の何かなのではないかと考え、“知能流”に加入して独自に調査を続ける…宇宙に存在する知性の本質を問う宇宙ハードSF。
「それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~」奥乃桜子 (著)
中堅飲料メーカーに勤める亜季は、自社の特許や商標を権利化する知的財産部に異動になった。知財ド素人の亜季は上司の北脇にしごかれながらも、親友の服飾ブランドの商標乗っ取り事件やパロディ商品の訴訟騒ぎなどの案件を、悪戦苦闘しながら乗り越えていく。そんな時、社運をかけて開発していた新製品のお茶の技術が、ライバル会社から特許の侵害を通告されて!?
「いつかここにいた貴方のために/ずっとそこにいる貴方のために」西塔 鼎 (著)Enji (イラスト)
少年兵レンカはその日、奇跡を見た。それは、春―四月に降る雪。血みどろの最前線に降り、あらゆる敵を凍てつかせる雪。その奇跡を起こした少女は、こう呼ばれていた。『氷棺の聖女』と―。レンカと少女はふとしたことから出会う。移ろいゆく戦局の、その束の間に訪れた平穏な日々。二人は少しずつ、その距離を縮めていく。だが、彼らは忘れていた。少年が「ただの兵士」であることを。少女が「絶対の兵器」であることを。これは愚かな少年と、幸せではない少女の出会いと、そして、別れの物語。
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