Disaster site
日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞されました。
それにちなんででしょうか、先日の授業で
Disaster site
キーワードでした。
観光名所の写真で「カンジボジアのアンコールワット」「イタリアのヴェネチア」「ギリシャのアテネ」「広島の原爆ドーム」の4枚の写真が提示されました。グループそれぞれで、場所はどこか?話し合いました。私は全て分かりましたが、セルビア人とオーストリア人のクラスメイトは、アンコールワットと原爆ドームを知りませんでした。
先生がクラス全員に原爆ドームの場所を聞いたところ、一人も知りませんでした。クラスにアジア人は私だけで、英語を母国語としない、ヨーロッパや南米からの学生がほとんどです。
先生に言われて原爆ドームの説明をしました。すると、「長崎は知っているけど、広島なの?」「チェルノブイリみたいな所?」などの意見がありました。
私は少し驚きました。
先生の授業の目的は「グランドゼロ」や「アウシュビッツ」などの観光名所について、過去に起こった出来事に関する時制の文法が目的でした。
その他にもタワーオブロンドンもありました。(わからない方はググってね)
広島は、日本の有名な観光名所です。
私もかつて、国際学会で訪れました。ヨーロッパでの知名度の低さに驚きました。
ですから、今回のノーベル平和賞受賞は、大変意味がある事だと感じました。
戦争や核兵器について考えるきっかけになります。
留学に来て、改めて日本の文化、習慣が独特なものだと感じました。
授業では、お互いの言語、文化、風習や習慣が違っていても、相手の話を真剣に聞いて、異文化に触れ、相手を理解しようとします。
日本にいる時は、同じ言語、同じ民族、同じ文化、同じ職場の仲間で歪みあっていたのは、何だったんだろう、とつくづく感じる日々です。
確かに、文化や言語、それに宗教が関わってくると複雑になります。
しかし、多様性を受け入れ、お互いを認め合う事の大切さを改めて感じました。
※オチはありません