開化丼
開化丼ですが、早い話が玉子とじ牛丼です。
または親子丼のガルス・ガルス・ドメスティクスがボス・タウルスにメタモルフォーゼしたものと言っても良いでしょうか。
我が横浜は文明開化の象徴的な都市でもあり、元々労働力であった牛を食べるという事は西洋化のステータスでもあったのでしょうか、近所にある蕎麦屋のメニューにも取り入れられています。
ネーミングも丼物に開化という原材料とは全く関係のない事象を当てたというのは、洒落が効いていてワンダフルではありませんか。
しかし、これが西日本へ行くと他人丼と呼ばれる事となるのです。
これには私も反発せざるを得ません。
他人ですよ他人
親子じゃないから他人ですよ他人。
血が繋がってないからってストレンジャーですよストレンジャー。
それって、あまりにも短絡的ではないでしょうか、見事なまでに浅はかではないでしょうか、インプレッシブが過ぎるショートカットではないでしょうか。
そもそも論として牛と鶏って人ですか?
万物の霊長ですか?
ホモ・サピエンスですか?
牛が直立二足歩行をしますか?
鶏が箸を使って食事しますか?
それでも人だと言い張るのなら人喰い人種じゃないですか、紛う事なき食人族じゃないですか、ありていに言えばカニバリズムじゃないですか。
そんな事は心底どうでもいいので他人丼を美味しく頂きました。
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