【社長が綴る。】ロットの由来
前回の全体会議でメインだった話。
1つ目は「ロットの再定義」。
2つ目は「給与を含む評価制度の再定義」。
今日は、そのうちの1つ目。
「ロットの再定義」について。
「定義」=ある言葉の正確な意味や用法について人々の間で共通認識を定めるように行う作業。
うん。わかりづらい。
すごーく簡単に言うと「みんなで普段使っている物や言葉の意味を揃えよう!」って事。
僕が、尊敬する経営者の例えでこんないい例えがあります。
『例えば「ビールを買ってきて」と言われて、お酒やウイスキーを買ってくる人はいないですよね?
それは定義がハッキリしているからです。
誰もが、その言葉を聞いて同じ理解ができる。
従業員が全員で一つの目標に向かう時に、会社が掲げる目標を銘々が別々の定義で理解していたら、力が合わさらない。
そればかりか、社内が混乱してマイナスになる可能性も。
それでは会社の成長はおぼつかない。』
今回行ったのはロットの再定義なので、
「これまで何気なく意味を理解してたり、何も意識せずにロットに所属し、使っていた言葉や行動を、コロナ明けのこの大事な機会だからこそ、改めてみんなで意味を理解し、揃え、そして目標に向かって行動していこう!」
という事です。
そんなわけで、まずは「ROT」。
この社名から。
今回、再定義をするにあたって社名の意味合いから揃えてみました。
で、新しくできたのは
「R.O.T.」=「Restaurants in Our Town」=「私たちの町のレストラン」
そもそも創業から続く社名の由来はあったのだけど、
・メラメラな個人の野心に基づく創業時らしい個人名が紐づく由来だから、現状では使いづらい。
・由来が創業者2人の名前に起因するから、現状の組織体制と合わない。
・僕達が進んでいく道としっかりつながる由来にしたい。
などの理由から、今回意味を変えました。
社名ロゴ作成や意味合いの提案は「くまモン」生みの親として知られる good design company の水野学さん。
弊社外部取締役である鳥羽周作さんからのご縁で幸運にも作成を依頼する事ができました。
その打ち合わせの場で
・埼玉の戸田という地域で創業してからの22年間の歩み
・創業時の想い
・これからの飲食業界について
・ここまでの歩みの中で感じたロットの課題
・地域のお客様からの現状の声や課題
・これからの会社への期待や決意
創業社長と2代目社長の僕の話を聞きながら、結果、水野さんから提案していただけたロゴが今回のものとなりました。
ラテン語を語源としフランス語の「restaurants」の意味は「人の体や心を回復するところ」。
居酒屋店舗がほとんどの占める僕達の会社がレストランという言葉を使うのは、僕達のお客様も従業員も少し違和感があるかもしれないけれど、僕達が作り出したい、提供したいものの本質は
「来てくれたお客様の心を満たすこと」
そのための業態であり、サービスであり、料理であり、店舗がある。
フラッときて楽しんで頂くお客様も。
大切な記念日や仲間との集まりでご利用いただくお客様も。
仕事帰りに立ち寄ってくれるお客様も。
地域イベントや何かの集まりの後にご利用いただけるお客様も。
店舗やスタッフを愛し長年通い続けてくれる常連様も。
お客様それぞれの人生の中での何気ないシーンや特別なシーン。
そんな中で利用した事を思い返してもらえるような。
地元の人達から親しまれたり、応援されたり、愛されたりする
「地元になくてはならない店でありたい」
その想いとそこに向かっていく為の決意が、この社名に含まれています。
サービスにしても、料理にしても、人としても。
僕達は、これまでも現状も。まだまだ未熟な面も多いし、お客様の期待を裏切ってしまう悲しい事も多々あるけれど、その失敗やお客様の想いを1つずつしっかりと受け止めて成長していきます。
ただ店舗が多いからとか、長くやっているからとかではなく。
正真正銘、働く人間や地域住民から応援され誇られる店舗づくりを目指して。