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保険に加入したならまずは手続きメモを残しましょう~給付金・保険金の請求手続き~



★保険の手続きは誰がするの

さて、どうしても必要があって、
民間の生命保険や医療保険に
加入したとしましょう。

その場合、多くの方は、
加入したことで安心してしまっているという現状があります

しかし、実際に事故に遭ったり、
病気に罹患してしまって、
保険が適用できるというときに、手続きをするのはだれですか

あなた自身ができるなら問題はないかもしれません。

でも、多くの場合、
みなさんではなくみなさんの配偶者、
お子さん、ご両親といった近親者でしょう。

そうなった場合、
みなさんの近親者は
どうしたらいいかわからず、戸惑うはずです。

ただでさせ、不測の事態になると、
みなさんも、近親者も動揺しているはずです。

そんな時に、
落ち着いた行動ができるとは限りません。

ただ、例外もあります。

自動車事故の保険会社とのやり取りは、
保険会社に事故発生の連絡さえすれば、

その後の流れはある程度スムーズで、
保険会社からの指示通りに進めれば大丈夫です。

しかし、それ以外の場合は、
すぐに保険の話になるわけではありませんし、
そもそもみなさんが保険に入っていることも知らない場合が多いのです。

★あなたの保険のことをだれも知らない

自動車事故の保険会社とのやり取りが、
比較的スムーズだとお話ししたのは、自動車保険の場合、

ほとんどの方が自動車保険の保険証を車検証などと
一緒に自動車のダッシュボードに
入れておいてくれているからです。

ですので、本人が手続きができない場合でも、
どなたかが保険会社に連絡してくれます。

この自動車事故の際の保険会社との流れって、
意図して考案されたわけではありませんが、
すごくシンプルで優れた対応マニュアルですよね。

この対応マニュアルを、
その他の保険にも応用すればいいのです。

問題は、医療・生命保険などは、
本人ですら保険証がどこにあるのか
忘れてしまっている場合が多いことです。


ましてや、近親者は、
本人が保険に入っているかどうかも

知らないこともありますし、
ましてや保険証の保管場所なんて知りません。

★簡単なメモでいい

ですので、保険に加入した場合は、
簡単な内容でいいので、
メモを作成しておいてください。

メモに書いておく内容は以下のとおりです。

◆加入している保険会社と保険の名称

教職員ならジブラルタル生命とか、
共済組合の保険が多いと思いますが、

たとえば「新教弘医療保険α」とか、
「医療保険(保険料払込中無解約返戻金型)」などです。

◆保険の主な契約内容

たとえば、3大生活習慣病(がん・心疾患・脳血管疾患)に対応しているとか。

◆担当してくれた保険営業人の連絡先(または保険会社の連絡先)

携帯番号を知っていれば、それがベストです。

◆保険の証券番号

保険証から直接転記するか、
保険会社に「マイページ」を登録し、
そこから転記します。

◆保険証の保管場所

保管場所が変わったり、
紛失してしまっている場合もありますが、
保険証番号さえあれば、さほど問題ありません。

◆保険会社に「マイページ」がある場合、そのログインIDとパスワード

◆給付金受け取り口座番号


こういった内容です。

そして、このメモを、ご自宅のいつも目にする場所に貼っておく。

さらに、写真に撮り、スマホなどで近親者に送っておく。

これだけの作業です。

これだけの作業で、あなたの近親者は、
あなたがどのような保険に入っていて、
あなたにどんな事態が起きたときに、
どこに連絡すればいいかわかります。

★一応、手続きの流れも知っておくとベター

あと、実際に保険金の給付を受けるとしたら、
どのような手続きになるのか、
知っておくと安心です。

保険の給付金・保険金請求は、
原則として受取人本人が行う必要があります。

ただし、契約書に指定されている代理人が記載されていれば、
その方が請求できる場合があります。
(この辺のことは会社ごとに異なっているようです)

あなたの営業担当者がいる場合は、
必要な手続きを手伝って貰うことができます。


代理店やインターネット経由で契約している場合は、
契約者が動けない場合、
近親者が手続きできるようにしておく必要があります。

保険会社のホームページを見ると、
手続きの流れがわかりやすく
説明されていますので心配はいりません。

今や手続きはデジタルなんですね。


*「アフラック」のHPより

これによると、手続きの際には、
まず必要書類をそろえておくとスムーズにいくようです。

必要書類は、以下のようなものです。

・証券番号(証券番号の確認方法)

・病名

・入退院日、手術日、手術名、通院日

・医療機関発行の領収書または診療明細書の画像

・給付金の受け取りを希望する口座情報

この中で、先ほどのメモに記載されていないのは、
病名、入退院日、手術日、手術名、通院日、
医療機関発行の領収書または診療明細書です。

これらについては、近親者でも調べられますね。

なので、メモさえ作成しておけば、
手続きについても安心です。

まあ、そもそも永遠にこのメモを使うことなく
過ごせることが理想ですけどね。


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