![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158120673/rectangle_large_type_2_d249dbcd68b4349f31a783607809705d.png?width=1200)
実は私も生命保険に入っています
★ムダな保険には入らないよう提言している私がなぜ保険に
保険の加入については、じっくり考えなくてはならない。
場合によっては、見直すことも必要だ
というお話をこれまでもしてきました。
では、私、佐藤はまったく
保険に入っていないかと言えば、そうではありません。
実は「ドル建て養老保険」に加入しています。
加入したのは、15年ほど前のことです。
そのころは投資信託をしていましたので、
民間の生命保険や医療保険への加入は考えていませんでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1729038172-NOyMkJmP72V3whd4cYnXjRTU.png)
しかし、親戚に保険の外交員さんがいて、
雰囲気的に加入せざるを得なくなり、
始めたのがこの「ドル建て養老保険」でした。
ただ、これが、単なる保険なら私も見送ったかもしれません。
説明では、以下のメリットがあるとのことでした。
◆円建て保険に比べて保険料が安い
日本よりも金利が高い国の通貨で
運用されるため、円建て保険に比べて
保険料が安く、利回りが高い傾向にある。
とは言っても、私の加入したドル建ては
利率は3%ほどでしかありませんでしたが。
◆死亡保障を受けつつ資産運用ができる
保険期間中に死亡または高度障害状態と
なった場合は、死亡保険金または
高度障害保険金が受け取れます。
また、満期になれば満期保険金が
受け取れますし、途中で解約した場合は、
解約返戻金を受け取れます。
利回りはそれほどではないものの、
保険機能がついていることは悪くないと思いました。
◆生命保険料控除の対象となる
投資信託は控除がありませんが、
保険は年末調整で申告すれば、
一定額が所得控除されます。
かなりのローリスク、ローリターンだとは
思いましたが、貯金の感覚で考えれば
いいかと判断し、加入を決めました。
ただ、加入したあとにいろいろ調べてみると、
円高に動いてしまうと、
元本さえ危ういという為替リスクがあることを知りました。
無知とは怖いものですね。
★悪夢の民主党政権からアベノミクスへ
とはいえ、当時は1ドル100円とかでしたので、
これ以上円高に動くことはないだろうと、高を括っていました。
しかし、自民党から民主党政権になった途端に、
見事なまでに円高へと動いていったのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1729038197-tTQiJz2BXurI7mfkZLDG4aP5.png)
デフレ時代の始まりです。
焦りました。
一瞬、解約も考えました。
ただ、解約してしまうと解約返戻金は
さらに低くなり、
元本をかなり割ってしまうので、
仕方ないかと考え放っておくことにしました。
すると3年ほどで悪夢の民主党政権が終わり、
再び自民党政権に変わり、アベノミクスが始まったのです。
これが、私のドル建て保険にも好影響を与えました。
金融緩和が始まり、円安へと動き始めたからです。
円高の期間にドルを安く買っていたおかげで、
その後ドルが上がり、
ドル建ての含み益はかなり膨らんでいったのです。
その円安は2024年の現在も進行していて、
私のドル建て養老保険は
もう少しで満期ですが、おかげでかなりの利益になりそうなのです。
★もし投資信託で外貨建てをしていれば
勧誘されて、ドル建て養老保険に
加入したのはいいものの、不安もありました。
実際、ネットでドル建て保険について
検索すると、かなり厳しい意見が散見されました。
たとえば、ドル建て保険は「手数料が高い」
「運用益が低い」「途中で解約すると損をする」
といったデメリットがあり、どれも本当でした。
中には、YouTubeで
「ドル建て保険に加入する人はバカ」と
言い放つ動画などもありました。
正直、「やっちまった」と思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1729038222-QoXMALVIPngOGU8E23ZWT05Y.png)
しかし、結果的にこの外貨建て保険については、
運がよかった。
たまたま円高の頃に積み立てが始まり、
その後円安へと進行するという
理想的な為替の動きに乗っちゃったのです。
この保険商品が優良だった
ということではなく、為替相場のおかげ、
さらに言えば、アベノミクスがもたらした恩恵だったといえます。
ただ、考えたくはありませんが、
これだけ為替相場が動いたということは、
投資信託で外貨建てをしておけば、
もっと利益になったはずです。
または、純粋に外貨預金の積み立てであっても、
ここまで円安になったことを考えると、
倍の利益になった可能性もあります。
ちょっと惜しいことをしたなと、
思うこともあります。
でもこれも「たられば」でしかありませんが。
★ベターを探して行動する
このドル建て保険もそうですが、
投資をしてきて思うことがあります。
人はネガティブ情報を拾いすぎる、ということです。
株の取引を始めようとすると、
「株はばくちと同じだ」「全財産を失うぞ」などと言われます。
投資信託を始めようとすると、
「手数料が高すぎてアホのやる投資だ」とか。
または、不動産投資を始めようと
ネット検索すると、
消費税が上がる前のかけこみ客が多くて、
今は投資物件は高いからやめとけ。
東京オリンピックが終わるまでは、
投資物件は高くなっていくからやめとけ。
やめとけ、やめとけのオンパレード。
これらの情報のほとんどは、正しかったです。
しかし、これらのネガティブ情報を上回る、
ポジティブな要素があったことも事実です。
何が言いたいかといいますと、
ネガティブな情報を拾うのは悪いことではありません。
リスク回避という側面からすると、正しい行動です。
ただ、ポジティブ情報も加味して
総合的に考えた上で、リスクを取りに行く判断も
時には必要だということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1729038251-WrvE89pP02wxDytBYRLC5zcI.png)
ベストを探しても、それは難しい。
ベターを探して、行動に移す。
教師の仕事も、資産形成も、
そしてセカンドキャリアへの挑戦も同じだと思っています。
ベストでなくていいのです。
ベターを探して、行動しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
よろしければ下記のサイトもご覧ください。
●X(旧Twitter):https://x.com/gracia4041
●Instagram:https://www.instagram.com/gracia_okane/
●当社の新刊