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子育てコラム(6)『子供が サンタを信じている間は』

 皆さんは、何かの宗教を信じておられますか?

 私は、妻との結婚をきっかけに「カトリック」に入信して、毎週日曜日には教会にも出かけます。。。が、一方で、家には仏壇があって毎日お線香をあげていますし、朝の散歩のついでに神社で柏手を打って帰ってきます。
 
 要するに、相手がどんな神様か気にもせず、 毎日 何度も何度も頭を下げて感謝しているわけです。
 きっと、心のどこかで

「だって、会ったことないんだから どんな神様か分からんし~」

って思ってるんでしょうね。

 ところが、、、
 たとえ そんないい加減な祈りでも、毎日 続けていると、ちゃんと良いこともあって、それは、なんとなく自己暗示がにかかってくること。

「こんな時、神様なら 何を望むかな?」

と神様目線(?)で考える癖がついてくるんですね。

私が想像する神様は、

「誰かのために何かをしているつもりなら、それでOK!」

って言ってくれる神様なので 失敗があまり気にならなくなります。
 こういうの、「ぶれない自分になってきた」って言ってよいんでしょうか?

 さて、本ブログのタイトルに「サンタ」とありますが、それって何の話?ということですが、、、

 神様なんか全く信じていない今の子供たちも、なぜかサンタの存在は信じています。
 信じているというより、大人の演出によって信じさせているんですね。

 でも、サンタを信じ込ませられるんだったら、ついでに 神様も信じさせてしまえば良いのに、と思ったりするわけです。

 では、神様を信じさせると、何がどう良いのか。。。

それは、叱る時です。

 親が叱るのではなくて、神様が叱る。。。

ゲームの約束時間を過ぎても それを守らない子供に対して、、、

「あのね。お母さん、叱りたくないんだけど、神様との約束だから。
あなたを『約束を守れる人間』に育てるって神様と約束をしたから、
今から叱るよ」

そして、思いっきり恐く叱り、その後、

「恐かったねぇ。。。ごめんねぇ。。。」

と抱きしめてあげる。。。

 神様をダシに使ってはバチが当たるでしょうか?

いえ。神様なら きっと、

「いいよ、それぐらい」

って言ってくれそうな気がするのですが。

 これで何が良いかってい言いますと、、、

やってみれば分かりますが、これをやると、
感情的に子供を叱らずに済みます。
演技でやってる前提があるので、理性が保ちやすいんですね

この時、本物の鬼が乗りうつったごとく、迫真の演技で叱れると、それ以降は、親が「神様との約束だから」と言い出しただけで、子供の方から、

「分かった、分かった。すぐ(ゲーム)止めます」

ってなると思います(親の迫力次第ですが)。

これ、ちょっと、秋田県のナマハゲ効果と似ています。

 めっちゃ怖いけど、お母さんは自分の味方なので(叱ってるのはナマハゲですから)親子関係へのダメージが小さいと思います。

 腹を立てた親が感情的に子供を叱るから、対立関係が生まれてしまうわけで、上の方法は、それを避けるための大人の悪知恵とも言えます。
 
もっとも、、、
子供が高学年になる頃には、
この演技は通じなくなります。
 だって、そもそも親が神様の存在を信じてないんですから。

 でも、やっぱ低学年のうちが大切です。

子供がサンタを信じているぐらいの間は、恐い神様の力を借りてみてはいかがでしょう?


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