山が私を呼んでいる。初めての山ランにチャレンジ。
ふと、山へ走りに行きたくなりました。
山といっても、ドラえもんに舞台に出てくるような近所の裏山、小さな小高い丘です。
けれど、坂道を走って登るのは足腰にくるし、行っても無事に戻ってこられるか不安な気持ちもあります。
初めての道は、少しドキドキしますよね。
でも、私は、自分がふと「これをしたい」と思った瞬間の、その気持ちを大切にするようにしています。
人にとっては些細な、取るに足らない小さな願望です。でも、自分にとっては大切な心の「核」なのです。
「まあ、別にいいか」と曖昧にするのではなくて、丁寧にすくい取って、大事に育ててあげると、自分で自分のことをますます好きになれる気がしています。
さて、山へ行こうか、それともいつものお気に入りのコースにするか。
迷いながらもとりあえず家を出発しました。
今の小さな願望を叶えてあげるべきか、それとも安定コースを選ぶか。
「はっは、すっす」
息を吐いて、息を吸って。足を前に出して進む。
静かな住宅街に、自分の呼吸と足音だけが響きます。
5分ほど走ったでしょうか。ふと、こんな考えが私の中に降りてきました。
「私が行きたいんじゃなくて、山が私を呼んでいるんだ」
山が呼んでいるから、私の心の中で、山に行きたいという気持ちが芽生えたのかも知れません。
何だかふんわりスピリチュアルな感じですね。仕事は理系で科学的な思考が求められますが、マイルドなスピリチュアルな感覚、私は大好きです。
そう思ったら、迷いはありません。
「山が呼んでくれているのならば、行かないと。」
使命感みたいな熱い気持ちも芽生え始めた私は、山の方へ向かい始めました。
初めての道のりでも、足取り軽く、力強く進むことができます。
初山ランも、無事に楽しむことができました。
あなたが、新たな道へチャレンジしたいと思った時は、それはあなたが思っているのではなくて、何か見えない力があなたに働きかけているのかもしれませんね!
そう思うだけで不安や心配が軽くなり、安心感、使命感、パワーが湧いてくるのは私だけでしょうか?
1時間ほどのランですが、こんなふうに素敵な出会いや、発見、喜びがよく生まれます。
まるで、自分が主人公の一編の小説を実体験しているような感覚です。
ランニング中の、ちょっとした思考遊びをご紹介しました。
お付き合いくださってありがとうございました☆