心揺れる秋を楽しもう。〜内向型にとっての秋〜

内向型にとっての秋

いつも心を前向きに保とうと心がけている私ですが、いつもポジティブなわけではありません。
ふと、「このままの生き方でいいなかな？」と漠然とした不安を感じる時もあります。

最近そんなことをよく感じるのは、秋が来て涼しくなったからだと思います。

毎年、秋が来ると、こんな気持ちがふとよぎります。

主人は秋生まれで、この過ごしやすい時期が一番好きな季節だといいます。
しかし、私は毎年秋になると、何となく物寂しい気持ちが、自分の心のスキマに入り込んでくるのを感じるので、少し苦手な季節です。

主人は、そんなこと感じないし、こんな気持ちになるのは、私だけなのかな？と、少し孤独な気分にもなっていました。

でも、今年は違います。
私は内向型で、繊細さんだから、この季節の移り変わりを敏感に感じ取っているのだと、受け入れることができました。きっと気温や日の長さ、気圧などにも敏感に反応して、心が揺れるのではと思います。

そう思うと、納得して、気持ちの整理がつきやすいですね。

急に優しくなった気候に戸惑う

夏はうだるような暑さに「もう、暑いよ！」と文句を言い、
冬は凍えるような寒さに、「きゃー、寒いよ〜！」と声をあげ。

「文句を　”言っている”　うちが華」とでも言いますか。

気候に文句を言うことで、何も考えなくてもよかったり、逆に元気をもらっているのかもしれません。

それが、過ごしやすい秋がやってくると、
「あれ？なんか気持ちいいじゃん。急にどうしたの？」

と、ツンデレ（死後ですか？！）な気候に戸惑っています。
いつもツンツンしていた人が、突然優しくなり、嬉しいような少し焦りを感じるような、そんな気分です。
こちらも急いで心の準備をしないといけません。

文句を言わなくても言い分、何だが自分の心を燃やすエネルギーがぽっかりと無くなってしまったような気持ちにもなります。

でも、心配しないでください。すぐに寒い冬はやってきて、また文句を言えます。1年もすれば、夏がやってきます。温暖化でさらに暑くなっているかもしれません。
今だけの、過ごしやすい貴重な時期を楽しみましょうね。

秋のランニングで感じた気分の高揚

先日、早朝にランニングをしていました。

目の前には朝焼けが広がり、そばには川のせせらぎが聞こえます。カラスがしきりに鳴き声をあげています。肌には、秋が運んできた冷たくて気持ちいい風が当たります。周りには誰もいません。

走っていて、本当に清々しい気持ちいい季節です。

息を2回吐いて、2回吸って、足を前に出す。
ただそれだけに集中していました。

すると、当然、全身に鳥肌が立ち始めました。
急に、自分が生きていることを感じて心が熱く、震えるのを感じました。自分が、地球の環境の一部であることを祝福するような気持ちになりました。

走りながらこんな気持ちになるのは、おそらく初めてです。

まだ2キロ程しか走っていなかったので、ランニングハイではないと思います。
けれど、走っている自分の心と身体が、秋の風景の中に溶け込んで、一体化したような気分になりました。

秋という心地よい季節と、ランニングという身体を動かす動作がもたらしてくれた、感情のギフトだと思います。

秋を感じに出かけましょう。

外に出て、歩いたり走ったりして身体を動かすと、秋の素晴らしい効用を感じることができるかもしれません。

１年間に少しの間巡ってくる、地球からのごほうび期間だと思います。

心の準備は整いましたか？
さあ、秋を感じに出かけてみましょう。