再々発のはつのがん日記 #01
最後の治療からもう10年が経とうとしていた、春暖の候
事件が起きる。
これは30代男性、ステージ4再々発のがん日記である
書き間違いではない、再発ではなく再々発だ
主治医からは「とりあえず10年は検査を受けた方がいい」と言われていたので
最後の治療から5年が過ぎてからも
毎年、1回PET-CT検査を受けていた
PET-CTとは
10年の間、何の問題もなく順調に経過観察中だった
CTやPET-CTは放射線の被曝がある検査なので、
身体への影響も考え、いつ検査を辞めるかの話も出ていた
そんな矢先に再々発を告げられたのだ、青天霹靂だ
診察の待ち時間に家族と「今回大丈夫だったらもう心配ないんじゃない?」
そんな話をしていた折、診察室に呼ばれた
診察室に入るなり、
主治医「残念なお知らせが……………」
私『えっ!?!?…………………』
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