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【小さな暮らしを始める①】ミニマムライフコストを把握する


支出と資産を書き出す

・ミニマムライフコストを把握する

小さな暮らしを始めたときにやってよかった事の一つが、ミニマムライフコストを把握した事です。ミニマムライフコストとは、生きていく上で最低限必要なお金の事です。ミニマムライフコスト×6で半年間収入が止まっても家計が持つ金額が分かる。ミニマムライフコスト×12で1年間収入が止まっても収入が止まっても大丈夫な金額が分かります。

NISAを始めた時に、生活防衛資金を1年分貯めてから始めた方が良いとよく聞きました。1年分の生活防衛費を貯めるのは結構大変な事で、稼ぐより、節約をした方が早いかもと思って、ミニマムライフコストを下げることは安心につながるんだなと感じました。

・まずは1ヶ月の生活にかかる生活費を書き出してみる

家賃
光熱費
交通費
通信費
税金
サブスク
食費・日用品
保険 
など

私の場合は約14万円ほどが1ヶ月分のミニマムライフコストになるようです。
14×12ヶ月=168万円

・年単位で払う支出を書き出してみる

年払いの保険、アパートの更新料(1年分で計算)などがあれば年単位の支出の金額を書き出します。

月単位でかかる支出×12をした金額と、年単位でかかる支出を合計をたすと、1年間にかかるミニマムライフコストが分かります。ざっくりと180万円位あれば1年間仕事が無くても大丈夫そうです。それプラス失業保険の受給期間が加算されるとなると、ゆとりを持って行動できそうです。

資産を書き出す

ミニマムライフコストとあわせて現在の資産と負債も把握しておくと作戦が立てやすくかったです。


貯金簿

貯金簿を書く

貯金簿という家計管理方法があるのを知って、気に入って暮らしに取り入れております。貯金簿は今持っている資産を口座ごとに書き出すという方法で、負債の金額も把握しておくといいらしいです。

■資産       
        2024年11月
楽天銀行    30万円
SBI銀行      30万円
ゆうちょ銀行     30万円

■ローン
奨学金      ××円
住宅ローン    ××円 

こんな感じで書いて、資産の推移を眺めています。私は毎月書いているのですが、数ヶ月に一度くらいでも良いみたいです。

収入が止まった時にどれくらい生活が維持できるか計算する


現在の貯金額と月単位のミニマムライフコストと年単位のミニマムライフコストを見比べると、私は1年間は働かなくても大丈夫!とか、やばい、半年しか持たないなど自分の状態が把握できるようになります。冷静な時であれば「ふーん、そうか」といった感じで思えるのですが、トラブルは突然やってくるもの。給付金の支給があっても手続きに思いのほか時間がかかったり、実は保証の対象外だったり、書類が足りなかったり。

そんな状態でやばい、あと3ヶ月しか持たないなどと分かると焦ってしまいます。できれば1年分、最低限半年分くらいの生活防衛費があれば、失業保険などとあわせて持っておけたら安心できそうです。

1年分の生活防衛資金を貯金する

1年間仕事がなくても持ち堪えられる状態にできれば、心に余裕が生まれます。急に失業をした時に「あと3ヶ月で仕事を見つけなきゃ、今から失業保険の申請をして、いつから給付だっけ?」という状況と「1年以内に仕事を見つければ大丈夫」という状況はかなりの差があります。

1年分の生活防衛資金を用意するには時間がかかりそうだったので、ミニマムライフコストを小さくしたほうが、早く資金を用意することができるかもと思い、生活費の見直しをしました。

削れるミニマムライフコストがないか探してみる

固定費の削減はエネルギーが必要な作業で、失業して気持ちが落ちている時に削減をするのはちょっとしんどかったです。定期的にチェックをして、ミニマムライフコストを下げていく習慣をつけたいです。コストを下げた時にやりやすかった順番を書いてみます

サブスクの解約

サブスクの解約は見直しが簡単です。削減できる金額は少なめですが、見直しや解約は対応しやすかったです。

携帯電話の契約を格安SIMへ変更をする

コロナ失業をきっかけに、大手キャリアで8000円から10,000円近くかかっていた携帯電話のプランを格安SIMに変更しました。変更した先は楽天モバイルです。場所によってはつながりにくい場所もありますが、特に不便もないのでもっと早く変更すればよかったです。日本通信SIMなどもっと格安にする方法もあるようなのですが、1万円近くかかっていた料金が3000円になったのは感動でした。大手キャリアからの乗り換えの場合、自分のキャリアの格安SIMプランへの乗り換えや、楽天ユーザーであれば楽天モバイルなどが乗り換えやすいのかなと思いました。

生命保険や医療保険の見直しや解約をする

私の保険との向き合いはコロナ失業をして収入が止まっているのに、不安になり過ぎて保険に入ろうとしたところから始まりました。じりじりと貯金が減っているのに身動きが取れない、不安だから保険に入ろうとしたけど、不安な気持ちがオプションを釣り上げて、保険額のシュミレーションは6000円、8000円、11,000円まで上がっていきました。1年間で10万円、10年で100万円。大切なお金を払って本当に私の暮らしを守ってくれるのか。不安になり、保険について調べる事にしました。

現時点で受けられる保証を確認する

民間の保険の種類、今払っている社会保険の保証内容、高額療養費制度、自分の会社や自分の雇用形態で適用される補償内容、それに加えて自分なりの考え方を持つまでにエネルギーが必要で、結構辛かったです。最低限の損害保険と、どうしても心配なら都民共済などの数千円程度の掛け捨ての保険を検討し、貯金で備えるという方法が、現代の民間の保険との付き合いである事が分かりました。

保険が家計を圧迫しているケースも

身近な人であったケースだと、手取り16万円で4〜5万円保険料を払っていて生活がカツカツになってwワークが必要な状況になっていたり、休職をして、会社から休職手当は支払われていたけど、民間の保険からは給付はなく、民間の保険料を休職中も支払い固定費が嵩んでいるケースがありました。独身なのに生命保険に入っていたり。「あんなに保険に入らなくても良かったんだ。いらないのに私払っていたんだ。もっと早く気がつけば良かった」といって、その後解約をして、その後は生活が楽になったようでした。スマホも大手キャリアのまま利用されていたようで、保険とあわせて2万円3万円、4万円とかかっていたら家計は苦しくなってしまう。年間24万円、36万円、48万円。年間で見るとかなり大きな金額で、NISAで運用するのと比べたら資産が増えるスピードに大きく影響していきそうです。

参考
勝間和代の、生命保険のかけ方講座。多くの人が生命保険を払いすぎています。
https://youtu.be/WV2e1UL9lYo?si=cbd3mqMXZ1C_V2KQ

【意外と知らない】老後にかかる「保険料」「医療費」について解説【貯める編】
https://youtu.be/u_TKbaLw6Xw?si=cX7GTfg4mE16qTkh

家賃を見直す

これはかなりのエネルギーが必要で、体調不良やコロナなど身動きが取れない状態になってから見直すのは大変です。身近であったケースだと、一人暮らしで7万円以上の支払いになると、失業をしたり、休職をした際に重くののしかかってくるので、元気な時に自分の生活費について、考えられたらいいなと思います。

自分にとって大切なことを見つめる

失業をした際や、老後の暮らしについて調べた時に、フェーズフリーで暮らせるように月15万円〜16万円をベースに暮らしにできたらいいなと思って暮らしを小さくする事にしました。伸び縮みできる家計を目指していて、特別費を積み立てと、それとは別にNISAや貯金をする事にしました。

ミニマムライフコストを考えたことは自分にとって大切なことを見つめる作業となり、良い機会となりました。日々の食費やコーヒー代は削りたくないけど、家賃は安めの古いワンルームで良い。服はセカストで楽しむけど、交際費は削りたくないなどなど。

自分に問いかけた小さな幸せは残しているから、月15万円をベースした家計でも、思っていたよりは楽しく暮らせています。

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