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【書評】ランチ代が20000円の世界?今だからこそ『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』を読むべし!
ロッシーです。
『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』(橘玲)を読みかえしました。
昨今の金融市場の様子を見ていると、きちんと読み直すべきタイミングかなと思いました。
この本では、日本の将来に起こるシナリオを3つ挙げています。
・楽観シナリオ ➡ アベノミクスが成功して高度経済成長がふたたび始まる
・悲観シナリオ ➡ 金融緩和は効果がなく、デフレ不況がこれからも続く
・破滅シナリオ ➡ 国債価格の暴落(金利の急騰)と高インフレで財政は破綻し、大規模な金融緩和が起きて日本経済は大混乱に陥る
結局のところ、現時点では楽観シナリオはなさそうですね。
悲観シナリオも、インフレ懸念や円安問題が出てきているので、これもなさそうです。
ということは・・・「破滅シナリオ」になってしまうのか?(恐)
いま、世界中でインフレ対応のため各国中央銀行は金利を上げています。
しかし、日銀だけが金利を上げず、10年ものの国債価格を0.25%に維持するため、買いオペをして踏ん張っている状況です。
※2022年12月20日、0.5%になりました。
日銀がいつまで持ちこたえられるのかにもよりますが、仮に持ちこたえられなくなった場合、金利の急上昇&円安の進行が起こります。
そうなると、「破綻シナリオ」の可能性はかなり高まってくるのかもしれません。
そうなってしまったら、この本の冒頭の物語であるハイパーインフレ後の日本の姿が現実になってしまうのかも・・・。
その世界はこんな状態です。↓↓↓
・住宅ローン金利が10%台
・ほとんどの日本の銀行が財政破たんし、銀行は国有化
・東京の一等地は、軒並み外資に買収
・日経平均は6000円へ暴落
・スターバックスのカフェモカが3800円
・ランチ代は2万円
・失業率は20%
・消費税は30%
・医療費の自己負担は5割
・日本人は外資に雇われ、中国人、インド人と同じ賃金水準へ
怖いですね~。
まあ、不安を抱いても意味はないので、いまできることを粛々とやるしかないですが、こんな世界になる可能性もあるというのは知っておいても良いでしょう。
その他、
・破滅シナリオが起きるとしたら、どういうプロセスで起こるのか?
・その場合にはどういった金融商品が適切なのか?
など、色々なトピックについて書かれていますので、おすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
Thank you for reading!