【悲報】日本では、頑張ったら負け?
ロッシーです。
高収入世帯の児童手当に関するニュースです。
年収1200万円以上の世帯への児童手当は、高所得者向けの「特例給付」というもの(子供一人につき月5000円)がなされていました。それを廃止するということです。
勘違いしている人も多いようですが、夫婦共働きの年収を合算して1200万円以上の世帯に適用されるわけではありません。
あくまでも、これまで通り、夫か妻の年収が多いほうが1200万円以上かどうかで判断します。(夫婦合算には反対の声が多かったのでひっこめたようです。)
まあ、当然私にはまったく関係のない話ではありますが、これはひどい。
1200万円の年収とはいっても、累進課税制度なので多く納税しているわけですよね。税金は多く払うわ、手当は削られるでは踏んだり蹴ったりではありませんか。
しかも、例えば極端な例を出すと、年収1199万円の夫と、年収1199万円の妻の共働き世帯には、これまでどおり児童手当が出るわけです。それもおかしくありませんか?
定額給付金のときにも出てくる話ですが、お上はなにかと「所得制限」をつけるのがホント好きですね。
高収入の人に対する僻みや妬みでいっぱいなのでしょうか。
でも、1200万円なんて、それほど凄い高所得者でもないでしょう。いつの時代の話なのでしょうか?その年収では、シリコンバレーでは平均レベルではないでしょうか。
日本の所得が諸外国と比べてこの数10年間ぜんぜん増えておらず、相対的に海外との所得格差が拡大していることも知らないのでしょうか。
そして、増大する税金や社会保険料のために、昔の年収1200万円よりも、今の年収1200万円は実質の手取りが減ってしまっているわけです。
だから、年収1200万円で子供がいる家庭の暮らしがそんなに余裕しゃくしゃくとは思えません。
次世代を担う子供を育てることに対して、もっと配慮してほしいですね。
稼ぐ人の足を引っ張っているうちに、日本全体が海外との競争に負けてじり貧になってしまうような気がします。
今回のニュースによって、
「日本では頑張ったら負け」
ということが明確なメッセージとして発せられたように思います。
そんな状況でも、稼ぐ人は「頑張ってしまう」ものなのだと思いますが、そういう人が報われる社会になってもらいたいものです。
Thank you for reading !
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