からだの中にある宇宙
2010年9月14日に書いた旧ブログの記事を、2020年10月現在で再考してみました。まだ東日本大震災が起きる前に書いたブログです。
『みんなのカラダの中には、自分だけの宇宙があると思う。』
今も変わらずそう思っている。
想像してみてください。
自分の心(体)の中には自分だけの宇宙があって、✳「小宇宙」と表現しようと一瞬考え「宇宙」にしたのは、人それぞれ、もしかしたら「大宇宙」規模かもしれないから。そこには無数の星があり、月と太陽もあり、そしてその宇宙は、暗くシーンと静まり返っている。
SFの世界では宇宙戦争や未知との遭遇、未確認飛行物体に未確認生物などが登場し、都度好奇心や恐れや闘争心や冒険心を誘う。
日々リアルな世界でもSNSなどのネット世界でも、自分の中でSFさながらに心の葛藤が繰り広げられ、自分の心の善天使と悪天使の所有権争いが起きているかもしれない。SNSの世界ではフェイクやミスリードは未確認飛行物体だ。
私が最初に「カラダの中にある宇宙」のブログを書いた当時は、太陽は愛だと綴った。
そして光が当たらない冷たい月と、太陽に照らされ輝く月がある。
太陽の光は時には自分以外の人の場合もあるし、自分の中の太陽が自分の中の月を照らす場合もある。
10年経って思うのは、Rosmarinus.Blue(ロスマリヌス・ブルー)略して「ロスマリ」のテーマを『抑圧からの解放』にしたのは、自分の中の太陽を自分に取り戻すためにある。
尊厳の回復は自分の中のあたたかい太陽を取り戻すため。自分で自分の月を照らすため。
ふっ ふっ と、今にも消えそうな衰弱した光だったときも、自分の中の太陽はちゃんとそこにいるから。光が当たらない新月の時もちゃんとそこにいるからって。
三日月の時も半月の時もちゃんとまんまるだからって。
個を星に例えて満点の星空を描きたいと幾度となく発信しているけれど、それには尊厳の回復が無くてはならないと思っています。
他者の尊厳を踏まない事、奪わない事、そんな社会になっていく事を望みます。
*「カラダの中にある宇宙」をアクセサリー作品にしました。^^