Steamでよく誤解されていること! 全世界で売り上げトップ〇〇位と思ったら、実はそうではない?
Steamで、翻訳間違いだったり、世界的プラットフォームだから~絶対〇〇と勘違いしている方が多いです。しかも、告知などで、世界中で売り上げトップ〇位!と言って実はそうではなかったりなども。とりあえず私が気づいたよく誤解されてることをお話いたします。
①メインページの売り上げトップは国によって違います!全世界の売り上げトップじゃありません!
みんながよく知るこの4つのタブ、実は売り上げトップって、世界中の売り上げトップではなくて、今いる国の売り上げトップなんです!
これじゃありません!
VPN使って国を変えていけばわかるんですが、これって国によって結果が違うんです。しかも、日本からはもともとユーザーが少ないので、かなりほかの国と結果が違ったりします。
では、実際の世界での売り上げトップって何なのかは、下にスクロールすれば、「全世界売り上げ上位」ボタンから確認できます、が、このボタンはたまに表示されないというか、この数日なぜか私のパソコンでは表示されないので、もっと確実に知りたければ、steam global top sellersでググったほうが確実かもしれません。こちらのURLです:
https://store.steampowered.com/search/?os=win&filter=globaltopsellers
ただし、ここで注意。もし国によってアクセスできないゲームがあったら(つまりおま国ゲーム)、そのゲームはリストに表示されません。VPNで国を変えてふたたびアクセスしたら、その違いが判ります。
②各国で売っているゲームの値段が違います!10ドルのゲームが1000部を売れたからと言って、10000ドルをいただくということではありません!!!
すでにご存じの方は多いかと思いますが、ほとんどのゲームの値段はSteamが進めている値段テーブルを使っています。steamdbを使うと各国で売っているゲームの値段が確認できます。標準値段はUSDですが、Steamの推薦で、これよりも安く、つまり国によってゲームの値段が50~90%安くなるところもあります。あり得ないぐらい安いです。じゃ、なぜSteamがこんな値段ですすめているかというと、これはSteamの調査に基づいて、それぞれの国のゲームの標準価格を調べた結果がこれだからだそうです。
「え、じゃ、安い値段の国で買って、高い値段の国にいる友人にわたしたら?」「VPNで安い国の値段で買ったら?」と、考えてる方もいるかと思いますが、結論から言うと、Steamはすでに対策をとって、paypalアカウントを国別で管理したり、価格があまりにも違う国の間だとギフト機能使えなくなったり、いろいろと、制限があります。
あくまでもこれはおすすめというだけで、開発者が各国においての値段を自分で入力することもできます。つまり、安くしないという選択もあります。ただし、Steam対応の国はかなり数があるだけあって、値段をそれぞれの国の通貨に合わせて変換して、いちいち入力することが、大変めんどくさく思います……。
③開発者がよく誤解する!Net Steam Sales=開発者がいただく金額ではありません!
これは開発者向けになりますが、Steamの売り上げ報告では、常にNet Steam SalesとGross Steam Sales、またはLifetime Steam Revenue (gross)とLifetime Steam Revenue (net)と書かれています。よく勘違いされているのは、この「net」の表記です。netだからと言って、これは開発者がいただく利益というわけではありません。
基本の用語説明はこちらになります:
Gross Sales >消費税、手数料、詐欺の場合などのSteam側がいただく大まかな売り上げ
Net Sales >Steam側が実際いただく売り上げ(開発者側ではありません)
つまり、開発者がいただくのはNetSales x 70% - アメリカ合衆国と開発者の国の間の租税条約(日本の場合は0%なので、これは無視していいです)
最後に…
Steamの開発フォーラムにもよく問い合わせを見かけますが、参考までに一応わたしが気づいた大まかな誤解は以上になりますが、まだまだほかにもあるかもしれませんね。。。
※日本語がおかしいなところもありますが、無視してください。🙏🙏🙏
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