現代ニッポンに蔓延する政治的マズヒズムについて
政治家の不正や腐敗が顕在化するたびに出てくるのが議員定数の削減論。「こんな役立たずの議員なんかいらない。定数を削減しろ」という声があちこちから聞こえてきます。けれどもそのような意見を見聞して説得力を感じたことは今までほとんどありません。
議員定数削減を叫ぶ以上は「議員が多すぎるから政治腐敗が起きる」という認識に立っていると思われますが、そのような因果関係を立証した論考を未だかつて見たことがありません。そもそも国政に関していえば、人口あたりの議員数はOECD加盟国のなかでは日