スノードーム
その世界を選んだら
もう そこから抜け出せない
でも何故か君は
明るい光の中で笑っていたね
引き返せないことは
わかっていたんだろ
ぼくは知っていたよ
君は弱くないってこと
壊れてしまう前に
自分を守るために
心の一部を閉ざしたことを
その世界を選んだことを
あれは雪かな
それとも天使の羽だろうか
違う 絶えず降っているのは
君に降り注いでいるのは
光だね
君と僕を隔てるのは
幻想的なガラスの球体
どんなに叫んでも
もう 僕の声は君に届かない
だけどそれでいい
君がその場所を選んだのなら
君が笑っていられるのなら
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