異人たちのソネット
鋭い好奇の切っ先は容赦なく
目立つ僕たちの個性を突き刺していく
いいさ 凍てついた羨望や嫉妬は
憧れの裏返しだと知っているから
変わり者と蔑まれ才能を足蹴に
嘘と不条理さに侵された傷口は
まだ 癒えることはないけれど
僕たちは自分を信じて進んでいくしかない
あの底なしの空へ消えていった異人たちは
閉ざされた世界から飛び立った異人たちは
自由を手に入れた
君よ どうか泣かないで そして俯かないで
他人の視線は他人のものだから
思うまま異人の人生を歩んでいけばいいさ
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