麒麟、スマホ大国 -上-
もしも仮に、この世界がマトリックスだとするならば、
そのマトリックスの中のまた更なるマトリックスが
このスマホという小さな箱なのでしょう。
というこのアイディアさえも、マトリックスの一部のようなものです。
その外側に"本当の世界"のような
別の何かがあるとは限らないのですからー。
「私のペン」と言うとき、ペンは私の物ですが、私自身がペンではありません。
これと同じことが、「私の家」「私の犬」「私の作品」「私の体」「私の考え」「私の歴史」…などにも言えるようです。
”私の~”と付くものは、私の所有物ではありますが、私そのものでありません。
そして「私のアカウント」も、私そのものではありません。
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