着物日記③「着物のしわの美しさ」
今回は私がふと感じる着物の魅力、言葉にするのがとても難しい感覚を書いてみたい。
私にとって着物は第一に「着るもの」だ。当たり前のことだが、必ずしもそうなっていない現代の状況である。
昭和という長い激動の時代に日本の女性たちが所有し、眠り続け、しかし簡単に処分することのできない着物が日本中に今どれだけあるのか、想像しただけで頭の中が着物の画でいっぱいになり、目をつむりたくなる。最近、中古着物のお店をあちらこちらに見かけるようになって、ネットショップ、ネットオークション、フリマ