感想:映画「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」
なんとか年末に観られました。
「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」
「翔んで埼玉」は元々、魔夜峰央先生による漫画が原作です。
魔夜先生といえば「パタリロ!」が有名ですが、今ではすっかり「翔んで埼玉」も代表作となりましたね。
私は原作漫画を読んでいたのですが、そもそも原作は未完なのです。
なので、映画化と聞いてまずはオチをどうするんだろう?と思っていたら、なんともうまいことまとめていて、すごいなぁと感心したのが前作でした。
そして、まさかの続編。
未完とはいえ、一応原作があった前作と違い、今作はそれが全くない状態からスタートなので、前作以上にどうするんだろう?と思ってはいたのですが、いやはやそう来たか、という感じ。
ストーリーの重大なネタバレは避けますが、多少のネタバレを含みますのでご注意ください。
そもそも、この映画「翔んで埼玉」の優れている点は、原作にはない現代パートを作った点です。
原作に沿った内容部分は都市伝説として語られる、というような設定で、それを真剣に聞き入る両親(今作では母親)にツッコミを入れる娘という流れで、馬鹿馬鹿しい中でもちょいちょい冷静なツッコミでそれが笑えるんですよね。
今作では更に、現代パートでも馬鹿馬鹿しいあれやこれやが展開していって、非常に楽しめました。
個人的には大宮陣営にしれっと混ざっているノッチさんを見つけられて嬉しかったですw
さて、メインパートについてですが、虐げられている埼玉県民を解放する為になんやかんやして、無事に通行手形制度撤廃に成功した。というのが前作までのお話。
今作では、埼玉の結束力を強める為に武蔵野線の開通と埼玉に海を作るという計画の為、ビーチを作る白い砂を入手しに和歌山へ……というところからスタート。
和歌山までは千葉解放戦線の船に乗せてもらうということで金谷港から出発というのも細かくてじわるんですが、千葉解放戦線のリーダーである阿久津の姿が見えない……みたいなのがあって、最初???と思ってたんですが、阿久津役の某俳優さんが葉っぱ所持でアレされて引退っていうのをいじってたんですねw
すぐに気付けなくて悔しいww
船は嵐で難破し和歌山の白浜に漂着したものの仲間とははぐれ、また関西でも地域格差からの差別が横行していて……というのが今作のストーリー。
関西の地元ネタが色々と散りばめられていて、私には余り分からないネタも多いのですが、前作同様それでも楽しめるように作られているのでその点は心配いらず。
原作がないところから、本当にうまくストーリーを作り、ネタを散りばめて、というのが非常に秀逸ながらも、全体的にくだらないので(褒めてます)、肩の力を抜いて気楽に楽しめるエンタメって感じで本当によかった。
関西ローカルネタが分からない私でも楽しめたので、関西の方はより楽しめると思います。
深いテーマで色々と考えさせられる作品も勿論いいけれど、こうやってエンタメを気楽に楽しめるものも私は本当に大好きです。
なお、私は生まれも育ちも現住所も東京でぇす……!
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