うぶめ
うぶめは、日本の妖怪の一つで、特に赤ちゃんを連れた女性の姿をしているんだ。うぶめは、見た目が普通のお母さんのように見えることがあるけれど、その正体はとても怖いものなんだよ。
うぶめは、実は亡くなった女性の霊(れい)だと言われていて、特に産後に命を落としたお母さんが、そのまま妖怪になった姿だと言われているんだ。だから、うぶめが現れるときは、いつも赤ちゃんを抱いていることが多いんだよ。でも、この赤ちゃんは本物の赤ちゃんではなく、うぶめの霊が作り出したものだとも言われているんだ。
うぶめは、夜道で現れることが多く、歩いている人に向かって赤ちゃんを見せながら「助けてください」とお願いするんだ。でも、近づいてみると、その赤ちゃんはどんどん重くなったり、声を出さずに泣き続けたりして、だんだん怖くなってくるんだよ。うぶめはその赤ちゃんを抱えたまま、疲れて助けを求めているように見せかけるんだけど、実際にはその人を迷わせるために現れているんだ。
うぶめは、見た目が普通のお母さんに似ているけれど、実は人を怖がらせたり、困らせたりする妖怪なんだ。もしうぶめに出会ってしまったら、赤ちゃんが本物かどうかをよく確認して、決して近づかないほうがいいんだ。うぶめは、怖い妖怪として知られているけれど、同時に悲しい背景を持っている存在でもあるんだよ。