AIの応答速度はかつての〇〇の速度
ChatGPTは、おしゃべりの相手としては恰好の相手ですが、応答の速度は、お世辞にも早いとはいえないですよね。
そして、長~いことネットをやっている人には、この速度に見覚えがあったりします。それは何かというと、
パソコン通信
でございます。今使っているインターネットは、世界に張り巡らされたネットに接続していますが、その前は、企業や個人が運営していたサーバーに接続するという、とても小規模なネットに接続しておりました。。
そして、パソコン通信のもっとも初期の通信速度が300bps。これが、文字がつらつらと表示されるのが目視できるスピード。そう、ちょうどChatGPTが出力するぐらいの速度だったわけです。
パソコン通信=ChatGPT
実際、どれくらいの速度だったのか、YouTubeにデモがありました。
このデモでは、文字がスムーズに表示されていますが、当然ながら通信状態によっては表示速度にムラもありました。
文字でこれですから、画像などは1枚出すのに数分かかるものであり、じょじょに現れるイメージを、わくわくしながら眺めておりました。動画? そんなものはありません。
こんなチープな環境でも、ユーザーは外界とつながる喜びを感じていたという、真におおらかな時代と言えますね。
パソコン通信からインターネットになり、通信速度はべらぼうに向上しました。パソコン通信のサービスが始まったのが1985年ぐらい。インターネットが爆発的に普及したのがWindows95が発売された1995年で、このときの通信速度は最大64kbps程度だったので、その10年で100倍ほど向上したことになります。
そして現在の実質的な通信速度となると、そこからさらに1000倍高速になっています。パソコン通信の時代からは10万倍~100万倍となります。極楽じゃー。
高速化といえば、PCの性能も恐ろしく上がっていて、パソコンが登場した1975年から50年弱。こちらのパフォーマンスも、数百万倍から数十億倍向上してたりします。つまりは、そこからのAIなんですね。
AIの応答速度は高速化する
というわけで、ならばAIの応答速度は今後どうなるかですが、間違いなく、
回答速度が高速化していく
に違いありません。今はChatGPTなどの生成系AIは、我々の質問に対して、うんうん唸って(?)回答を送ってきていますが、いずれはタイムラグなしに、瞬時に回答してくれることになるはずです。
いや、ここはChatGPTに、10年後、20年後、30年後、AIの応答速度がどうなっているか聞いてみましょう。
この回答は、ちょっと控えめなんじゃないかという感じがしないでもありませんが、どうなんでしょうか?(笑)
量子コンピュータというワードも出ています。まだまだ未知の世界かもしれませんが、おそらくAIとの相性は抜群にいいような気がします。1文字打つたびに関係ありそうな探索木を掌握し、その中から最適解を一瞬で絞り込んで提案してくれる。そんな時代が到来するかもしれません。
短編小説:デジタル桜、愛とアイドル
そんな近未来が実際どんなものなのかを前提にして、ChatGPTに小説を作ってもらいました。プロンプトとともにそのまま掲載。
恋愛感情は、いくらAIが高速になり賢くなっても理解不可能な感じが出ているのがいいかもー。
シリーズ化求む、ChatGPT!