【超掌編小説】珍霊写真

 心霊好きな友人が写真を見せてきた。

「どうだ、分かるか?」

 高校生と思しき団体の集合写真を眺めていると『それ』らしきものを発見。

「……あっ、ここ、映ってる」

 僕が指さすと、友人はしたり顔。

「実はそいつ、顔色悪いだけ。他の奴らの足元、見てみ?」

 言われてはっとする。

「みんな足が透けてるw」

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