【超掌編小説】重い彼女

 意中の相手に告白する。

「僕と付き合ってくれ」
「うれしぃ。でも私、重いよ?」
「むしろそれくらいがいい」
「ありがと。……じゃぁ、恋人になった記念に、お姫様抱っこして?」
「分かった」

 両の腕で彼女を支えると——あまりの重量に地面はひび割れ、腕は悲鳴を上げた!

「なるほどッ、確かに重いッ!」

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こばなし
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