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FREEDOM
みんな自分の思うように生きている。
気を付けないと見失いそうになるが、それは僕とて同じことだ。自分以外の人がみんな各々の思うように生きていて、自分だけは常に自分の思っているのと違う生き方をしているなんて、そんなはずはない。
人に尽くし、自分が犠牲になることを望んでもいないのに積極的に嫌なことを引き受ける。だから思い通りに生きている他人が羨ましい?嘘だ。
本当はそうで在りたくてそう在るだけ。自分が我慢すれば済むだなんて、皆が上手くいく方法をろくに考えもせずに悲劇の主人公を演じて居たいだけ。要は怠慢でしかない。
すごく厳しい考え方だと思う。それに、これと同じような考え方を他人に押し付けたいとも思わないし、同じようなことを他人から押し付けられたいとも思わない(もしも他人からこのような考え方を強要されたなら、僕はきっと、たまらなく悔しがるだろう)。
厳しいと同時に、救いをもたらす考え方でもあると思っている。自分は在りたいように生きている。だから、「僕はこう在りたい」と願う生き方を目指して生きていいのだ、と。
自分の在り方を自分で選び取り、自分自身を、自分自身で救っていく。
生き方の中心に、そんな力強さを据えてこそ、他者からの恩恵も「恩恵」だと思える気がする。
卑屈に、孤独に、苦しい過去の呪縛に、無力感に。
屈しそうになる時に、こうやって自分に向けてメッセージを送ってあげたい。
僕の物語は、僕が描く。
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