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エッセイ

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たまに書くエッセイ。自分の考えたことや、体験談がメイン。
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#ショートショート

まるで作家さんみたいで

 小説を書いている人に会った。以前から面識のある僕の後輩だ。
 彼女は最近になって職業としての物書きを始めた。彼女がそれを始めるずっと前から趣味で物書きをしていた僕は、
「大したことは無いだろう」
 と内心思っていた。どの立場でそのように思えるのか、今となっては不思議でならない。物書きとしてすでにお金を稼いでいる時点で、すでにアマチュアとプロくらいの違いはある。
 それで、会ってどうしたの?という

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とりとめのない日記

 かれこれ3年間ほど、ほぼ毎日、日記を書き続けている。
 書き始めたきっかけは覚えていない。たしか、大学の一年次か、二年次か。その頃から日記にハマった。いや、正しくはハマったはず、だ。ハマっていたのかどうかも定かではない。
 日記に限らず、文章を書くこと自体が大好きなことのように思う。
 なぜそうなのか?いつからそうなのか?さかのぼると小学校の頃の記憶にたどり着く。
 小学校低学年の頃。毎日のよう

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暇について

暇について

 暇はよく敵にされるが、暇とは、この上なくすばらしいモノだと思う。人類の創造性は暇があるからこそ発揮されるし、暇があるからこそ、ここまでの文化的な発展を遂げてこられたのだと思う。暇が無ければ、本当に殺伐とした世界が広がっていたに違いない。戦地でなくとも紛争地帯でなくとも、絶えず命や縄張り、食料の奪い合いで、命からがらだったに違いない。
 もっと現実味を帯びたことを言うと、暇があるというのは、それす

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