「8月6日の平和宣言にガンジーの言葉、広島市長が引用」について
今年も1945年8月6日の米軍により広島への原爆投下の日を迎えるにあたり、広島市では松井市長が平和記念式典で読み上げる平和宣言で、「インド独立の父」として知られるマハトマ・ガンジーの「非暴力は人間に与えられた最大の武器」という一文を引用する見通しであることが18日、分かったと中国新聞が報道した。
このマハトマ・ガンジーの言葉を引用しての記念式典の挨拶は良いとも思われるが、現在のインドはプルトニウム型の核兵器を160発保有していると「長崎大学核兵器廃絶センター」が2021年に報告している。
ここで、忘れてはならないのが広島市はあらゆる国の核兵器の廃絶と核兵器禁止条約を日本政府に求めている事だが、それを反故という形になったのが、5月に広島で行われたG7広島サミットで発表された「広島ビジョン」だ。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100506500.pdf
この「広島ビジョン」の冒頭ちかくに書かれてあるのは「『言葉と行動で改めてコミットするよう求める。』我々の 安全保障政策は、核兵器は、それが存在する限りにおいて、『防衛目的のために役割を果たし、 侵略を抑止し』、並びに戦争及び威圧を防止すべきとの理解に基づいている。」とあり、しかし、これは「核による『抑止』」であり、広島・長崎における被爆者が求める事ではない。
以前にも少し書いたが私の郷里(広島県神石郡(神石高原町)においては多くの入市被爆者が出ていることからも「核廃絶」「核兵器禁止条約」を政府に求めている。
(つづく
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