ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所
2022年9月10日・11日 東京ガーデンシアター
Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演
2022年9月17日・18日 武蔵野の森総合スポーツプラザ
Next TOKIMEKI公演
の感想を書き綴りたいと思います。
Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演に関しては9/10のみ現地
Next TOKIMEKI公演に関しては両日とも現地参加することが出来ました。
今の虹ヶ咲の集大成がここにはあった
虹ヶ咲のライブを見た後は、下手な文章でもいいからこうして形にしてその時の感じたこととかを残しておきたいなと感じてしまいます。
それだけ、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にはエネルギーがあって、現在の自分を作る要素のひとつといっても過言ではないと思います。
自分が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に触れるきっかけになったのは、上原歩夢の曲である「夢への一歩」がその出発点であり、1stライブに行ったことが虹ヶ咲を追いかけることを決定させる瞬間になりましたが、あれから3年近くたった今の虹ヶ咲に感じたことを書いていきたいと思います。
前回の4thライブはTHEライブという感じでしたが、今回の5thライブは、ライブに行ったというよりもすごい感動する映画とか舞台とかそういったものを観終えた時の感覚に非常に近かったなというのが終わってみて直後の感想です。本当あっという間に終わっちゃって没入感のある世界観から現実に一気に引き戻されて今こうして感想を書いているんですけど、喪失感がすごいです。そのくらい時間の経過とかを感じさせないくらい虹ヶ咲の魅力や世界観がぎゅっと詰まったライブでした。
5thライブの虹ちゃん
かなり自身で抑え込んでいるようではありますが、大西 亜玖璃さんは1stのあの日以降、ほぼステージの上では泣かなくなってしまい、毎回思うことではありますが、涙もろいあぐぽんが好きな身としてはとても寂しいのがぶっちゃけな話ではあります。あれから3年、色々な経験をし乗り越えてきた大西 亜玖璃さんは1stの頃とは比べ物にならないくらいたくましくなったなと感じました。CDCS公演1日目のMCである「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は13人揃って初めて完璧な姿である」的なニュアンスのMCと後述する自分がつられて泣くのではなく泣いているともりるを支える側になっていたというのが自分の中に強く印象に残っています。
仲間同士で助け合ったり、あの頃と比べたくましくなったのは大西 亜玖璃さんだけではなく、スタートメンバーであるほかの8人、R3BIRTHの3人、そして高咲 侑役 矢野 妃菜喜さんもですね。矢野 妃菜喜さんはアニメ1期をテーマとした3rdライブにて観客席に設置されたピアノで曲の出だしの伴奏を演奏していましたが、今回の5thライブでも劇中で侑が演奏するようにステージ上で演奏されていて、あの日とは比べ物にならないくらいすんなり披露されていたのが印象的でした。
R3BIRTHの3人
今ある虹ヶ咲の魅力や世界観をより強く伝えようとしてくれていたのは、僕個人としては新しく追加された三船 栞子役 小泉 萌香さん、ミア・テイラー役 内田 秀さん、そして鐘 嵐珠役 法元 明菜さんの3名だったんじゃないかなと思います。
これは僕個人の解釈なのですが、虹ヶ咲2期とは、スクスタ2ndシーズンの本編ストーリーにて失われたキャラクターの信頼の補完とアニヶ咲を正史とさせるべくためのストーリーであったのではないかと感じています。
はっきり言ってしまうと、スクスタ本編の2ndシーズンのストーリーは本当に酷い内容で、ストーリー性はおろかキャラクター性までもが歪んでしまっており、界隈そのものが荒れに荒れる内容でした。その結果、離脱者が増え増えていき、スクスタの売り上げは見る見るうちに落ちていき、現在に至ります。そういった一件もあり、キャラクター性の修復と補完をすべく今持てる自分の実力をぶつけていたのが、R3BIRTHの三人であり、その中でも特に思いが強かったのは法元さんだったんじゃないかなと僕は思いました。(本人曰くG's magazine本誌でのラブライブ!プロジェクト発祥の頃からラブライブ!を追っているガチの最古参らしいのでそれだけラブライブ!に対しての愛は間違いないと思います。)正直に言うと僕自身、あまりランジュというキャラクターにいい印象はないんですよね。勿論キャラクターが悪いとかではない話なんですけど、それだけスクスタでランジュが登場したことによる弊害ともいえる影響力は大きいです。ミアに関しては言ってしまえば小生意気な小娘ですが、アニヶ咲でも同様、璃奈の前では素直になってしまうところが可愛らしいです。
話は戻りますが、ランジュ役である法元さんの努力、ファンに自分が演じるキャラクターを愛してもらえるよう頑張って魅力を伝えようとするその姿勢は、まさにプロであり、虹ヶ咲らしさすら感じました。それはもしかしたら田中が1st2日目のMCで言っていた「本来アニメ化はなかった」という頃の虹ヶ咲がアニメ化されることになり、そこから大きく経て今回アニメ2期の曲を引き連れてライブをするまでに至った虹ヶ咲スクールアイドル同好会の、本来あるべきはずではなかったであろう展開を作り出したそのイメージ、いわば可能性にどこか重なって見えているのかもしれません。特に4日目のMCはそういった想いが強く出ているように感じられ、ランジュのキャラクター性をリスペクトし、演者として鐘 嵐珠に徹した彼女の姿勢にはやはり心にグッとくるものがあり、素晴らしかったと思いました。
楠木ともりさんについて
この話題にも1stから虹ヶ咲を追っていた身としては触れなければならないと感じました。楠木ともりさんについてですね。持病によりパフォーマンスが満足に出来ず、ステージの上にあまり立てなくなってしまいました。今回、4公演目の最後のMCでその件について話がありました。
こんな感じだったかなぁ。間違っていたりしたら申し訳ないです。
1stの頃から楠木さんのMCは物凄く深いというか達観していてプロフェッショナルすぎて本当に素晴らしいなと思っていたんですけど、今回のMCは過去にないくらい悲しくて、辛くて、でも彼女なりの強さが在って同時に彼女のストレートな想いが込められていたのがとても印象的でした。そしてこの後、TOKIMEKI Runnersの大サビでは座っていたともりるがステージの上に立ってパフォーマンスをしました。ステージ上に向かっていった時、虹ヶ咲のメンバーたちがパフォーマンスを中断しつつ楠木さんを心配しながらも最後は無事に虹ヶ咲の皆でパフォーマンスを終えました。あの光景はおそらく今後も忘れない虹ヶ咲の1ページになることでしょう。
印象に残った曲
そんなこんなで虹ヶ咲のメンバーにフォーカスを充てた感想を書いてみました。各キャストが口にするように、キャラクターと出会えたことによって、ファンと出会い、そのコミュニティが作られ、それらが繋がっていってステージの上には13人が揃い、今の虹ヶ咲が5thにはありました。今回のセットリストでは特にそんな今の虹ヶ咲を感じられるような曲が多く入っていたことも印象的でした。
Future Parade
おそらく本公演の表題曲であり、2期のトリを飾った全体曲。
キラキラしているのにどこか集大成を感じるのはアニヶ咲制作スタッフの愛を感じられるからなんだろうか。
そしてなぜか泣きたくなるような気持ちになる、そんな一曲。
Hurray Hurray
爽やかな青春感、そしてそんな時間が終わってしまうんじゃないかというイメージが脳裏に浮かぶのがとても印象的で、限られた時間の中で精一杯輝こうとするスクールアイドル感がぎゅっと詰まっているそんな一曲。キャラクターのソロパートによってメロディーにキャラクターの特徴が載っているところもエモいのですが、ダンスのフォーメーションが学年別になっており、途中メンバー全員が手に持っている旗をつなぎ合わせ一本にしたりとめちゃくちゃエモいんですけど、Colorful Dreams! Colorful Smiles!公演では9人verだったのがNext TOKIMEKI公演ではなんと13人ver(歌は12人)になったことによりさらにエモくなりました。ガチで涙です。ちなみに虹ちゃんの全体曲部門でLUmfの次に好きな曲です。気づいたら好きになってました。
永遠の一瞬
Next TOKIMEKI公演からセトリ入り。3日目の会場のどよめきが凄かったです。スクスタ41章にて実装されましたバラード曲ですが、ガチでエモすぎてエモさを通り越して「え、こんな綺麗なもの出してもう虹ヶ咲終わっちゃうの?」と感じさせられてしまうくらいすべてにおいて光属性な一曲。
2日目は席がかなり前の方だったのでペンライトを振ることをやめて曲とステージの上のパフォーマンスを肉眼で見ることに集中していましたけど、一瞬一瞬が綺麗すぎて曲名の「永遠の一瞬そのもの」でめちゃくちゃよかったです。衣装は白を基調としたドレッシーなものでスカートにメンバーカラーが入っているタイプなんですけど、この手の衣装を見ると本当に(ゑ、もう虹ちゃん終わっちゃうの!?)と身構えてしまったのは秘密です。(マジでまだ終わらないでくれ本当に頼む)
最後に
とてもいい4公演でした。曲を聴いたり動画を観たりするとステージの上で披露されていたあの光景がフラッシュバックしてきていつでもあの時に戻れるそんな気持ちになれるそんなライブツアーだったと思います。
そして、これは気のせいだといいのですが、もしかしたらもう少しで虹ヶ咲が終わってしまうんじゃないか?とビクビクしています。
その昔、自分の中でラブライブ!はμ'sで一旦終わりになり、それからしばらくして「似ているもの」を感じた虹ヶ咲に可能性を感じました。似ているものを感じているからこそ近いうちにそういう時が来てしまうんじゃないか?とどうしても考えてしまいます。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が終わるときが僕のラブライブ!ファンとしての最期であると考えています。仮にその時が来ても今と変わらず「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会って素晴らしいコンテンツだったな」と思っていたいなと感じる今日この頃です。ずっと終わらないでいてほしいけど、終わりがあるからこそその輝きは一際輝くんだと思います。
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