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バンドやっている中で一番、許せなかったこと
初めに
去年12月に、バンドRoarReDarkを発足しました。
はたから見ると、いつの間にかバンドを結成し
順調に見えますが
実は、いろいろ紆余曲折ありまして
ようやく今の形に落ち着きました。
初期からライブ経験や実力あるメンバーが揃っていたのですが、
転機としてはやはり
2月からは実力のあるベーシストのおくずみさんや
6月には4年前にRoarReDarkとしてご一緒していたギターのめいさんとのご縁もあり、
どんどん形になっていき、本当に感謝ですね。
今のメンバーに関しては問題ないのですが
結成当初、
私にとって許せないことが起きました。
再びバンドを始めたきっかけ
もともと、
仕事が忙しくてソロのライブも減らすと言っていたのに、
なぜバンドを発足したかと言いますと、
「RoarReDarkで出演していただけませんか?」
とあるライブハウスからオファーが来たことから始まります。
その方は、
私のXやHPを見てくだっており
私の4年前のRoarReDarkのライブ映像を見て
オファーしてくださったのですが、
既に私はバンドを休止しており、
復活する目途も立っていなかったので
最初は、
「すみません、もうバンドはやっておらず・・」
と返答したのですが、
最近いろんなミュージシャンのかたと縁があるので、
バンド形式は無理でも、
即興でユニット形式であれば、
いつもと違った姿は見せれるのでは・・・?
と考え、誰かご一緒できる方いないか探すことにしました。
その直後に、ちょうどソロでのライブに出演した際に、
何度も対バンしている方と再会して話も弾んだので
ダメもとで、
「即興形式でユニットで出てくれませんか?」
といったところ、
快くOKしてくださり
そしてまさかの偶然で、
その人がご自身のバンド発足のために
ギターとドラムのメンバーをお客さんとして呼んでいたのもあり、
(本来は3ピースバンドを組む予定で呼んでいたとのことでした)、
またそのギターさんドラムさん、どちらも依然対バンしたことのある顔見知りだったのもあり、
この4人でバンド形式で出ればいいのでは?
との話になり、まさかのバンド結成となりました。
そのときは即興がメインで、
楽曲は私の「善知鳥」のみという構成で出演し、
本当はその一回きりのつもりだったのですが
そのライブが割と好評で、
ご一緒したメンバーもまたやりたい、
この一回ではもったいないね・・
という話になり、
それなら、またこの4人でライブに出よう、
となったのがバンドの始まりでした。
一回目は即興メインだったのもあり
もともと即興が得意なメンバーが多いのもあってまとまりました。
チューニング問題
ところが、
バンドを続けるとなるといろいろ問題が出てきまして・・
次のライブでは曲も増やしたいね、という話になり
そうなると必然的に、もともとバンド形式想定で作っていた私の曲をやるのがスムーズだったのと、
ギターさんが
「自分は善知鳥より8miliyanの神々のほうが弾きやすいと思う、次はそれをやりたい」
という話だったので、
追加で次のライブでは私の作った曲「8miliyanの神々」をやることとなりました。
いざ「8miliyanの神々」
を覚えてスタジオに入ると、
「あれ・・・・・」
音がものすごく軽く、
正直こんなはずではないのにおかしいな・・とは思っていたのですが
他のメンバーも
色々と経験を積んできているベテランメンバーですし、
私がどうこう言うのも野暮かな・・というのと
スタジオだからまだ探り探りなのかな・・
というので、
何も言いませんでした。
また、実は一回目のライブの一番最初のスタジオにて
「善知鳥」をやった時に
全く覚えてこない状態でスタジオに入ったメンバーが一人おり
30秒弾いたら止めて、30秒弾いたら止めて・・
を繰り返し、まったく練習にならないような状態だったので、
一回目の時と比べると
まだ覚えてきてくれただけ良いかな・・と思い、
これで演奏を止めるとまた進まなくなってしまう
限られた時間でライブの構想を練ることに集中したかったので・・
ただ、やはり音は気になっていたので、
言おうか迷っていたところ、
あとでギターさんが
「俺の音、ダサいですよね、もっといい音見つけたので本番は良い形に仕上げてきます」
と言ってくださり、
なんだ、気づいてたんだ、よかった、なら本番信じよう
と思い、
1月のライブの本番に臨みました。
問題を抱えたままのライブ
しかし・・・
本番の8miliyanの神々は、ひどいものでした・・・
(※ドラムさんは問題なかったです)
音が軽く、別物でした、メタルではなくロックになってしまってました
私は、歌うとき激しく動くほうなのですが
動きを止めたくなるくらい
本当に、別物でした
テンションが下がりきっているのを抑え、
なんとか即興のほうで持ち直したものの、
でもやはり下がったテンションを無理やり上げたので
正直、自分の中では、がっかりな気持ちと、
モヤモヤがあり・・普段のような没入感を出せているかというと・・
また、
即興のラストは全員で会場の外へ出よう、
と打ち合わせしていたにもかかわらず
それがうまくいかず、私とギターは外に出て
ベースとドラムは外に出ず片づけ始めている
という、とんちんかんな状況になってしまい
お客さんも今演奏が終わったのか、今なんなのかよくわからないライブとなってしまい・・
嬉しいことに、
見てくだったの方からは絶賛してくださる方や、
世界観を褒めてくださる方もいたのですが、
「難しいことやってますね・・・」
とか、
「V系ですね・・」
とか、
もちろんV系は尊敬はしていますが
今回目指すところはそこではなく
そういった、「なんか難しい」「ああ、そっち系か」
と枠にとらわれたものになってしまったことが、
本当に残念でしたし悔しかったです
嬉しいことにうちのバンドの演奏をSNSに挙げて下った方もいましたが、
「Roredaさんの曲です!」
と言われているのがとても複雑でした・・
私の曲が全く意図しない形で演奏されているのを
堂々と私の曲だなんて言いたくなかったのです
ただもちろん、
それらは私に責任があると思っています。
遠慮せずに、音が理想的ではない、違ってしまっているということをメンバーにきちんと言わなければいけなかったですし、
一度、打ち合わせしたとしても、直前にも即興の段取りも再確認しておくべきでした。
私がそのあたりをメンバーに任せすぎたのがいけなかったんだと思います。
実は、
もちろん演奏だけでなく人格的にも信頼できると思ったメンバーだったので組んだのですが、
いざご一緒してみると、よくない本性も垣間見え、
やたら年功序列を気にして、年上マウントをとるメンバー、
妊娠した?という失礼な質問や、私がプライベートであまり言いたくないことをメンバーにばらすなど、デリカシーのないメンバー
など、
良い人ではあるのですが、定期的にご一緒するには
ちょっとストレスだな・・と感じてしまっているのもあり、
言いたいことがあっても、避けてしまっていた、
というのがあり、それもいけなかったんだと思います。
信頼関係がなかったです
まさかの事実判明
さすがにこれではよくないので
ライブ終演した数日後に
音の件について聞いてみると、衝撃的な事実が判明しました
まさかの、
「1オクターブ上げ」で弾いていたとのことでした。
というのもダウンチューニングをしたことがなく、
音をひずませるのが嫌でやりたくなかったとのことで
私には何の相談もなく
当時のギターとベースのみで勝手に相談して
1オクターブ上で行く流れになったそうです。
ただ、この曲の良さは、最初のリフの重さです。
そこを一切なくされて相当ショックでした
普通・・相談しませんかね・・・・
ギターさん曰く
「リーダーはベースだと思っていたので、ベースに合わせるべきと思った、
1オクターブ上の響きの良さ?みたいなのを狙っているのかと思った」
と言われましたが
そんなことは到底納得できるわけもなく
ましてや、
たとえベースがリーダーだとしても
作詞作曲しているのは私ですし
私がアレンジやフレーズまで考え、一番いい形になるよう時間かけてMixした大事な曲です。
それを自分が弾けないという都合で勝手に、
本意ではないかっこ悪い曲にされたのは
私にとって相当許しがたいことでした
ましてや、私が無理やりこの曲をやろうとゴリ押しして押し付けたわけではなく、
ギターさんのほうからこの曲をやりたいという申し出があったのに、
その結果が・・・まさかこんなことになるとは・・
もちろん、せっかくのバンドなので
原曲そのままやれと言っているわけではなく
さらに良くなるアレンジならともかく
明らかに音が軽く、私の大切にしている部分が何一つない明らかな改悪ですし、
もちろん、弾けないのであれば無理にその曲を入れるなんてことはしないので、
弾けないと分かった時点で相談してほしかったですね・・
エフェクターがよくないのか
どういえばこの曲が意図が伝わるか
悩んでいたのに
まさか1オクターブ上げなどという
初歩的な改悪をされているとは・・信じられなかったです
今回のようなベテランメンバーではなく
以前、初対面のメンバーとバンドをやった時でさえ、
そのようなことは起きたことがなかったので私も本当に驚きました
依然組んだ時はメタルをやりたい同士で組んでいたからか
楽曲を渡された時点で
ワーミーやチューニングなど
その曲に対応できる状態でスタジオに挑んでいたので、
そういった用意もせず、
出来ないということを伝えるでもなく、相談も何もなく
リフを別物にするなんて普通やらないからです
メンバーは1オクターブにしたことの何が悪いか
曲に対してなんとも思っていなかったのか
何が悪いかよくわからないような反応をしていましたが
どう考えてもおかしいので
プロの、いつもアレンジしてくださっている方に
このようなトラブルがあったことと
問題の音源を聞いていただいたのですが
「曲が別物になってしまっている、これではロック、
1オクターブ上げや本来の意図を無視して相談もないとか、
そのような酷い人とはやったことがないけど、あまりにもレベルが低すぎる」
とあきれていました
感謝はあるけれど
私の曲に向き合ってくださったことや
界隈がもともとメタルではない中でも弾こうとしてくださったこと
バンドを組むきっかけになってくださったことには感謝していますし、
それ以前も、私が遠征するきっかけやイベントにも誘ってくださった人だったので、もちろんいち共演者としては大事にしたい方ではあったのですが、
それを加味しても、
今回の件は許せそうになかったので
なるべくは怒りを抑えたトーンで
「相談してほしかった」という旨を伝えましたが
やはり明らかな怒りが伝わったのだろうと
向こうからすれば、私の曲を自分なりにやってやって、
挙句メンバーまで紹介してやったのに!
と思われたのか、そこでベースさんは
次にライブが決まっている状態でしたが
一方的に抜ける形になりました。
次のライブが決まっているのに
何の相談もなく、何か言われたら即座に抜ける、
という行為も、
正直ほかのメンバーにすごく迷惑が掛かりましたし、
そういう自分勝手なところも含め、もうご一緒するのは無理でした
ギターさんについては
その1オクターブ上げの件があった時も真摯に話し合おうとしてくださいましたし、その後はダウンチューニングにも対応してくださり、
実力的にも信頼していたのですが、
掛け持ちが多いのもあり、曲の難易度の高いRoarReDarkは負担になっていそうだったので8月までとなりました。
そこからは、
多弦ベースに対応できるおくずみさんに加入していただき、
8月から4年前にご一緒していた多弦ギターのめいさんに交代になり
現在のメンバーとなりました。
現在
そんな形で、紆余曲折あり
メンバー交代も経て今に至ります。
やはり縁は大事にすべきですし
きっかけをつくってくれたメンバーには本当に感謝ですし
人は大事にしたいとは思っていますが、
今回の選択により大きくストレスがなくなったので
やはりちゃんと言って正解だったと思います。
もしかすると他人から見れば
1オクターブ上げされただけで何怒ってるんだ、
と思うかもしれませんが、
本当に毎回、大事に曲を作っているので
お金も時間もかけて作ったこだわりのあるもので、
やはり、私の大事にしているもの、
かっこいいと思う演奏や音、や練習や連絡に関する倫理観、
は最低限、分かり合えるほうがいいかなと・・・
それだけでなく言動にも問題があって、
プライベートなど言われたくない部分に何度か土足で踏み込まれた不快感は
やはり早々拭えるものではないのでどのみちもう難しかったんだと思います。
今は、そういったストレスはなく、正しい距離感でやれています。
ただ、今もこの時のトラウマで、スタジオに入るのは憂鬱になってしまいます、
全然違う、と思ったときにどう伝えればいいんだろう
どういえば傷つけないんだろう、なんて思ってしまうときがあります
まだまだ紆余曲折はありますが、
進化を遂げたRoarReDark、
是非、
ライブで生で見ていただきたいです。
ライブ情報、是非チェックしていただけたら嬉しいです
出演情報
◆11月10日(日)新宿WildSideTokyo(RoarReDark)
◆12月8日(日)三ノ輪アポカリ(Roredaソロ)
◆12月31日(火)三軒茶屋ベブンズドア(RoarReDark)