7歳の娘とLINEスタンプをつくるのがめっちゃ大変だったので、記録しておく(笑)
ども。ろっぺんです。
えーっと今、娘と一緒に、はじめてのLINEスタンプに挑戦しております。
特別な想い抱く「白ネコちゃん」で挑む(笑)
今回スタンプにするのは、生まれてはじめて撫でさせてもらえた、お友達の飼っている白ネコちゃん。
娘にとっては、もうひとつ特別な理由があるんだけど今は内緒。スタンプのタイトルで明かされるかもしれないし、されないかもしれない(笑)
特別な思い入れのある白ねこちゃんが、ちらほらと娘の絵に登場するようになった。で、最初に「お?」っと思ったのがこのおねだりネコだった。
妙に味がある白ネコじゃないか(笑)これはいい。
すっかり私が気に入ってしまい、時々私のメルマガに登場させるようになったのであります(なかなか便利w)。
以前からメルマガにはときどき娘の絵は登場していました。でも、今回の白ネコは、娘のオリジナルキャラだったので、そんなネコちゃんを使ってもらえたのは相当嬉しかったらしく、4月末のある日、娘は私にこう言ってきたのです。
「LINEスタンプ、つくってみたいな〜♪」
って最初は思いました(笑)というのも、LINEスタンプについては一度調べたことがあったから。
(梅干しちゃんでつくろっかな〜と思ったことがある)
その当時は40個登録が必要だったので、速攻「めんどくせー」ってなったのと「いや、こんなの誰も使わないよね・・・」と自分ツッコミが入って、やめたのです(笑)
娘に言われて調べてみたら・・・
あらためて調べてみたら今は8の倍数個で申請できるってことがわかった。つまり8、16、24、32、40個。
ちょうど、GW前だったので
(8個ならいけるんじゃない・・・?)
と思ってしまった。
この先地獄を見るとも知らずに、
「じゃあ、やってみよっか」
と言ってしまった梅干しな母・・・(苦笑)
さて、その後、まちうけていたのは、一体どんな道のりだったのか。
「こどもの絵でスタンプつくってみたいな〜」というお母さんは結構いらっしゃると思います。
なので、まあまあ大変だったその珍道中を記録しておきます。参考にしていただければと。
まず最初の関門。
娘はA4の普通紙に、手描きで描いていた・・・
この時点では、iPadではなく、すべて紙に描いてました。
まぁお子さんのことだから、これはむしろ普通のコトじゃないかなって思います。
でも!
ネコのサイズも、線の太さも、筆記具も鉛筆だったり、マッキーだったり全部バラバラ(笑)
試しにスマホで写真とって、スマホのアプリで「背景透明化」を試みるも、複数の絵を取り込んだらすぐわかる。
いくら子供の絵といえど、統一感、無さすぎ・・・
シロウトの私が、鉛筆とマッキーでサイズバラバラに描かれた絵で「統一感」を出すのはめちゃくちゃハードルが高すぎた。
外注する?
いや待て!
売り上げ上がる見込みがあるならいいけど、ぜってー回収できねー(笑)
LINEスタンプの利益%は35%
LINEスタンプって、クリエイターへの還元率は決して高くありません。
スタンプの売上 (Apple、Google等の手数料30%を除く)×50%=35%です)
それで、外注はあきらめ、今回はイラストが描けるライター仲間の百ちゃんに、どんなアプリ使ってるの?って尋ねてみました。
そしたら「アイビスペイント」と教えてもらったのですが・・・
クセ強くね(笑)?アイビスペイントさんよ。
なんの知識も経験もない私は、素直にダウンロードしてみました。
無料で使えるしね。だけど、これもまた、素人にはなかなかハードルが高いまあまあクセ強なソフトだった(笑)
どうしよう・・・他のアプリ探そうか?
いや、それを試している時間が惜しい・・・。
確かにクセは強くて、シロウトにはわけがわからない機能がいっぱいだが(笑)、アイビスペイントの評判自体はそんなに悪くない。まあまあオタクなクリエイターさんに、熱く支持されているようである。
そんなこんなで、旦那さんの実家に帰省中、アイビスペイントのマニュアル的な本をKindleにダウロードしてみた。だけど、そんなの読み込んだり、即・習得する時間があるわけでもなく(笑)
思うように使いこなせないまま、GW終了(マジぴえん泣)
そんな母はこう聞いてみた。
iPadで描いてもらえないかな♡と懇願するも・・・
娘からはあっさりと
「紙の方が描きやすい」
「気分が乗らない」と断られる(どんな巨匠やねん!)
子どものアナログ画ならではの凸凹感は、大切にしたい味わいのひとつ。
でも、鉛筆の線を大人がなぞった(トレース)した時点で、絶妙なバランスは崩れ、まるで違う絵になってしまうのだ。
おまけに鉛筆で描いたものを「もう一回マッキーで描いてくれない?」と頼んだところで、絶対やってくれないマイペースな7歳女子(笑)
かろうじて2、3点やってくれたものの、やる気がないので全然クオリティが違う!師匠〜〜(泣)
「さっきの方がよかった・・・」(なんて口が裂けてもいえない)
この辺りで、母はひっそり手を引きたくなってくる。
ところが、実家から自宅に戻ってきて、ふと「おもちゃを整理しよう」と開けたおもちゃ箱から思わぬ解決方法が偶然みつかった。それが昨年買ったきり、すっかり放置されていた
かるた屋さんの「無地かるた」
これが、驚くほど娘には刺さった。
紙も分厚くてカード仕様なのが、はげしく7歳児のココロをくすぐったらしい(笑)
母の「オリジナルカルタとかできたら素敵じゃない〜♡」という淡い期待をよそに、1年前は見向きもされず、おもちゃ箱に放り投げられていたものである(笑)
1年で反応がこうも変わるのが「こども」というものである。
これに、お名前ペン(油性マジック)で描いてもらう作戦に出た。
がぜん、「やる気」が出た娘。突然ガシガシ描き出したではないか(笑)!
サイズと線の太さが統一されたことで、デジタル化のハードルがぐーんとさがった。
その後、アイビスペイントでの「線画抽出後の処理」も、偶然というか、なんとなく「勘」で理解できた(結局、マニュアルは苦手なのだ。笑)
そんなこんなで、どうにかこうにかデジタル化にこぎつけられるようになってきたのだが、ここで予期せぬハプニング。
気づけば、28個も描いているやんけ・・・
ノリノリになった娘は、気づけばなんと28個も描いていた。いや8個でよかったんですけど・・・(この後"デジタル化"するのは母である。笑)
28個・・・
わかった。もう、ここまできたら32個・・・
いや40個描いた方がよくね?!
かつて幼少期に「泥団子100個つくるまで家に帰らない」という謎のスイッチが発動したことのある梅干しな母。およそ40年を経ても、その謎スイッチは健在で、それがここでまた発動してしまったのである。
(もう、バカすぎるから!)
LINEの審査の基準はよくわからない。でも、リサーチする限り、ユーザー心理的にはきっと多い方がいいだろう(誰が買うんだww)実際、クリエイターさんの作品をのぞいてみると、40個のものが多い。
2回にわけて、第2弾を企画する手もあるけど(2とか数字をタイトルにつけるテクもみかけた(笑))
うーん・・・どうだ?
残念ながら、"泥団子スイッチ"はそんなに持続性があるものではない(笑)私だってそう何度も申請はしたくない。
そんなこんなで、娘の気分をみながら、時おり「どう?」と聞いては1個、また1個とふやしていく。しかしここでまた思わぬ展開。
iPad(アイビスペイント)に興味を持ってしまった(おい!)
いや、いいんだけど。ここでかよ!(トホホ・・・)
カルタを描く娘のそばでiPadでデジタル化をちょこちょこと進めていた母の様子を見て「iPadで描きたい!」とか言い出しやがった。
もっと早く興味もってほしかったっす・・・
しかし、娘はレイヤーだの、なんだのという細かいテクは一切もちあせていない。アナログの紙に描くのと同様、1枚のレイヤーにゴリ押しで描いていく(笑)
それって普通にスゴイことだ。喜んでいいことなんだけど・・・スタンプにしようと思うと、それはかなり厄介だった。
おまけに調子づいて"ノリノリ"になってきた娘は、レイヤーではなく別のところで「色気」を出してくる。
線の太さを変えたり「景色」がついてきたり(ひぇ〜〜!)
その後「最終加工」しなければならない身としてはちょっと勘弁してほしいオプションがつぎつぎ搭載されていく(どうすんの。コレ笑)
だけど、なんか可愛いじゃないか。で、途中経過のイラストをいくつか妹に送ったら、
まさかの商品化(笑)?!
羊毛フェルトのコースターになっていた(驚)
今度キャンプにもっていくのだそうだ。おいマジか?!
当然、娘は「私にもつくって!」といったのだが、妹(叔母)は
「二度と作りたくない」というそっけない返事。(まあまあ大変だったらしいww)
いや、普通つくってくれるよね(笑)
だけど「商品化も可能」ということは確認できた(笑)
誰かこういうの大好きな人がいたらお願いしますww
とにもかくにも、徐々にiPadにもハマっていく娘。
今度は、アナログで無地カルタに描いていた頃のものとはまったく違う白ネコが次々と生み出されてしまった。
果たして、この「景色つき」は審査通るのか?
とにもかくにも1枚のレイヤーに描かれたものを一旦、分離させていい感じに配置しなおしたりとか(周囲10ピクセルは、あけた方がいいらしいです)
とにかくもう、大変(苦笑)
そんなこんなで、休日の空き時間はほぼこれに費やし
感動の40個達成!
GW前からスタートしたLINEスタンプ大作戦。40個の原画が完成した。そして、審査に提出しようと思ったら
LINE1アカウントにつき1クリエイター名
だった(もっとちゃんと調べとけww)
ビジネス用で使っている人も多い「LINE公式」ではなく、普通に使っているLINEアカウントです。
・・・ということは、娘のクリエイター名でひとつつくったら「ろっぺん」というクリエイター名ではつくれないってことになる。
クリエイター名を途中で変更することは可能なようだ。
でも、2つ以上のクリエイター名を1アカウントで共存させるのはどうもムリっぽい。参考にさせていただいたのは、このブログ。
なぜスタンプは「LINE公式」との連動ではないのだろう・・・ビジネス用ととプライベート用で使い分けたいというニーズは絶対あるはずなのに。
古いスマホで別アカ作る方法も考えたが、LINEそのものが電話番号との連動なので、私がちょっと検索した限りでは、サブ垢をつくるのはムリそう(ハードル高そう)だったのである。
そこで、娘のスタンプは、旦那さんのLINEアカウントを使わせてもらうことにした。もちろん登録した銀行口座は娘のゆうちょ口座である(笑)
ちなみにこのブログを書いたのは、任意欄ではあったけど
「作品が確認できるURL」という欄があったからです(笑)
まさかこんな欄があるとは・・・
このブログが意味があるのかないのか、審査に影響するかしないのかもわからない。
でもまぁ、こういう四苦八苦の珍道中も、喉元過ぎればなんとやら、になってしまうものなので、熱々のうちに記録しておくのは、案外悪くないものである(笑)
というか、私がこの苦労というか、思いの丈をぶちまけたかったともいう。
気づけば5000文字も綴っているではないか(どんだけよ笑)
というわけで・・・最後は、若干の母の入れ知恵によって、描かれた
熱々の「おつカレー」で締めくくろうと思います。
なんちゅうか、ほんの1、2週間で、娘はちょっとずつ上達したり、色気が加わったり、テイストが変わったりしていきました。これで審査が通るものなのか、正直わかりません。
でも、作品に対する「愛」は深いです。
審査が落ちてもう一度申請する気持ちになれなかったとしても、LINEスタンプがダメだったとしても、絶対にこの子たちは使おう。
というわけで、審査が通るかどうかはわかりませんが、通っても通らなくても、何かしら記録は残して、また皆様にシェアしたいと思います。
追記:2023年5月28日、無事発売開始!
相変わらずの珍道中っぷり(完結編)はこちら(苦笑)
申請したスタンプ画像の一覧(2023年5月27日時点)
最後までお読みいただきありがとうございます♡
LINEスタンプ珍道中
presented by KOROKORO×ろっぺん
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