SF小説を書くとなって思い出したこと
小説サークルのお題がSFだったことで、今まで見たアニメや映画、小説を思い出す機会があった。朝の出勤で歩きながら面白かった設定についてぼんやりと考えていた。
僕の中でのSFは技術が進歩している未来社会を考えて、その社会の穴をついた話が素敵だなと思っていた。新しい技術が世界の中、社会の中に行き届いている上で想定していない使い方をするといった話。
そうなるとSFって本当に頭いい人が書いているなあと思う。
その時思い出した話を書いてみようと思う。
電脳コイルというアニメの中で道順で暗号化して日記を隠すといった話があって、これってスマホのGPSとかでできそうで面白そうだなと思っている。点ではなく道順という線が面白かったな。小此木先生の実験空間の前のヌルとか好きだった。特定のデバイスでしかログインできないという設定が愉快だ。
あと、中学校の図書室とか町の図書館にあった小説でジョンピールさんの「2099」というモノくろの顔面の表紙が印象的な本があった。
この児童向けかの小説は当時中学校の図書室で見つけて読んでいた。シリーズ1の終末の日しかなかったけど、面白すぎて何回か読んだしこれで完結だと思ってたけど、別の街に行った時に図書館を訪れた際に2、3、4くらいまであってシリーズモノだということがわかって興奮した。
その時に少し読んだけど読みきれなかったのでムラムラしたまま過ごしていた。
結局、高校生くらいになってコーチャンフォーで取り寄せてもらって全巻買った。児童書を一気に買うというのはなかなかの判断だったと思う。今でもたまに読み返すと素晴らしい冒険小説でめちゃめちゃまとまってると思う。地底世界からアイスと呼ばれる南極だったかと、月、火星まで描かれているし、警察や政府、国連みたいなところまで描かれていて、世界観にどっぷり浸れる。キャラクターも無駄がないしドキドキでした。アイスの車の往復分だけの燃料とか、髪の毛からDNA取られるから長髪は少ないとか、遺伝子組み換えで作られたユニコーンだったか、スピードボードってゴロも好きだし、最初の腕の中のチップを車のバッテリーで焼くシーンとか胸熱、隙のない設定だったと思うな。タバットが気になったままだ。
自分の中では結構SFらしいSF作品だったと思う。
あと思い出した映画はクリストファーノーランとか、ブレードランナーとかトータルリコールとかアバター、レディプレイヤー、猿の惑星、メッセージ、エクスマキナ、などなど。
攻殻機動隊のアニメも漫画も思い出した。
少佐の体の設定とか、ゴーストが本物かと悩んでいるところとか、苦しい。
あと星新一も身近な技術とか未来の社会の話がうまい、結構読んでいたと思う。最近読んだ萩尾望都の11人いる!に出てきた宇宙植物、電脳ツタだったかが太陽に近づくと毒素を発生させるみたいな設定もいいなと思った。
今回使いたかったのはブレードランナー2049にだったかに出てきた、セリフか何かで、アンドロイドを安定的に運用するには人間ぽい記憶を入れておくこと。みたいな内容があって本当にそうだよなと思った。
浦沢直樹のプルートゥも何度も読んでしまうのだが、アトムを生き返らせるために極端な感情の注入が必要みたいな話があって、その時は憎悪、怒り、みたいなことだったんだけど。
とにかく人間でも楽しかった思い出があれば辛いことがあっても思い出して心を維持できるみたいなところがあるらしく。そんなことを思う。
あと、ハインラインの夏への扉も好きです。
藤子・F・不二雄の創生日記も何度も読んだ大好きな漫画です。
つらつらと書いてみました。