認知症ー記憶を記録する。

【 認知症 】

記憶を記録する。

日本における65歳以上の認知症の人の数は
約600万人(2020年現在)と推計され
2025年には約700万人
(高齢者の約5人に1人)が
認知症になると予測されている。



母と電話で話した。

話が噛み合わず、、、疲労感だけが残る。

話せば、話すほど
なんだか無力感を感じる。

何度同じ話をすれば良いのか。
伝わらないもどかしさ。

誰かを敵にしたがる。
もう、誰かが悪いわけじゃないのに。

何もかも忘れる日が来るのか

はたまた、
それより早く命が尽きるのか




仕事の合間に介護施設見学。
コロナが憎いね。

今日の施設は、
入所したら外から鏡越しに合うか
オンラインと言われた、、、。



もちろん、終末期には
個室の面会は可能となる。

けどね、、、。

母からは
姥捨山みたいな場所には行きたくない。

と言われる。

残された人生のクオリティライフを
いかにあげられるか

そこに少しでも貢献できるか

それが
施設を選ぶ基準だけど

母からは、遠い静岡なんて行きたくない。

と、、、。



外泊も可能な
母も納得しそうな施設は確保したものの、、、

『私はこれまでみたいに普通に暮らせる。』

と、本人は主張するが
医師やソーシャルワーカーは
もはや、それは
専門家の支えなしには難しいという。



糖尿病を意識した食事の管理に
インシュリンの投薬や薬の管理
いつの間にか増幅していた薬の数々


改めて
すでにどれだけ
医療の世話になっているのかがわかる。

すでに医療の力で生かされている

けど、本人はあまり理解できてない感じ。

彼女の口からは
感謝の言葉とか出てこない。

医療や家族や
周りの支えのありがたさとか
理解できてないように思う。

これは説得とか、納得とか
困難を極める感じね。

だが、決断しながら前に進むしかない。

諸先輩方も皆
葛藤しながら歩んできた道なんだろう。

心配してほしい。とか
そうゆうつもりはなくて

自分の気持ちを吐き出しながら
整理をしたいだけ。
日記のようなもの。

人は、いつか忘れる時が来る。

だからこそ、覚えているうちに
記憶を記録するのだ。

それがいつか、誰かの、何かの
役に立てたら嬉しい。

追記

ちなみに
もはや悲しみというよりは

ここ数年電話するたびに
同じ話ばかりされてうんざりしてたのでw 

認知症。
というワードを医師や看護師から聞けて

なんだかしっくりきている。

あーそーだよね、
だからだよね。みたいな。

だから、心配されるような状況にはなく
至って前向きに元気です!

母、47年ほど前、32歳の頃
彼女が幸せMAXな時代

母、47年ほど前、32歳の頃

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