専業主婦の不思議さ、おもしろさ
もともとは仕事が好きで、子どもを産んでからも何かしら仕事探したり、夫に反抗して?いろいろと学んだりしていたタイプです。それも本当に楽しくて、自分の存在意義や承認欲求を満たしてくれて良かったのですが。
(子が小さい時期って縛られてしんどいから、よりその欲求が強まる感じがする〜)
次男が小学生になるタイミングで、この1年間は本当にマイペースにやれることだけに絞って「主婦をなるべくがっつりする!」に振り切ってみてました。
(それに伴ってものすごく不義理も増えました…あちこちホントにすいません😅)
我が子達が学校苦手なこともあって、家中心の日々は前から同じだったのだけど
「子ども関係なく自分らしく動いてみる日々!」から、
あえて「主体的で積極的に?家族のサポートをする日々」にシフトしてみました。
夫の稼ぎはもともと頼りにしています(笑)が、当たり前ではなく、夫がなるべく働きやすいようにもしたくて。いや、今までもやろうとしてたけどどうしてもいっぺんにはできなかった。スーパーウーマンにはなれなかった。笑
子どもが何人いても自分の役割を実現する!稼いで環境変える!という人も多いでしょうし(最高よね)、
逆に子どもが複数人いる時点で仕事はやめる!という人達もいますね。(それもイイ〜)
どちらかと言うと前者に傾きたかった私なのですが、少し違和感がここ数年ありました。
で、振り切ってみた結果は
ここ数年でいちばんメンタルが穏やかです(笑)
というか、上手くいってるかといえば?別に変わってないし、安定を求めたいかは分からないんだけど。
少なくとも自分に余裕があることは、間違いなく子どもたちには好影響だな、とは思います。なぜなら無駄にガミガミしない焦らない、求めない。
あと分かったのは単純に、さまざまな家事も時間に追われなければ妙なストレスも低く取り組めて、家族とのご飯が今まで以上に美味しくなり、長くしたい時間になった…!
※タイプで合う合わないはありそうです
※食べるのが大好き一家です
※今だからその良さに気付いた可能性もあります
女性が活躍できる時代
好きを形にできる時代
誰もが自己表現できる時代
女性も稼げる時代
ジェンダーレス
そして、
主婦はつらいもの、しんどいもの
どこかでそのイメージや「理想」「成長しなきゃ」に縛られていたのは自分かなと思いました。
私の母は少なくとも主婦が辛そうだったし、それ見て育ってきたからね。
でもなぜ、母が辛かったかと言えば、時代や、逃げられない状況・環境があったからだと思います。
私は今はツーオペですが(物理的には私が子どもといる時間が長いけど)
特に3人産んでからは手が回らなすぎて、夫へのヘルプが爆増したことで心許せる育児仲間となり、役割分担を話し続けていて(話さないと回らない)、それがたまたま上手く回ったから、安心土台に。
対等さが増して、幸福感を上げてくれた実感。
ただそこに至るまでは、恨み節や喧嘩上等(笑)
お互いに発散しあってきたし(今もやるけど)
わがままも沢山言ったし、結果、お互いに好きにやってきて、気が済んだのかもしれません。
で、これってきっと甘えだよね。。
甘え下手な長男長女が結婚して満たされてこなかった部分をやり直せたのかな、みたいな。笑
そして話しは戻りますが、主婦。
もともと夫は家に私が居て欲しい人。理由もあるし、まぁ基本、家が好きなんですよね。
昔はそれを「閉じ込められている」としか感じられず、とにかく外に出たかったし、勝手にお金を使いづらかったのですが。
ぶつかり合って膿がだいぶ消えた今(笑)は、お互いに子どもに目が行くようになり「家庭を守るチーム」なので、優先順位を確認しやすくなったし、最低限の権限は私も遠慮なく持てるようになりました。
あと、単純に「ダメ」って止められないから落ち着いたのかも。北風と太陽?
…
ここで、ひとつ確信を得ていること。
私は今までわりとクリエイティブな仕事をやらせてもらってきた方だと思うのですが、、
今ほどクリエイティブであっちこっちで全力で疲れて、変化も感じて手ごたえもある、面白い仕事はない、、と改めて(個人の感想です)感じています。
何かやる時間があるならまず休息と、我が家に時間を使いたいと今は思うのです。
で、これは上の子たちの成長を見てきてあっという間だな、、下の子はなるべく今を見ていたい、、と感じたからだと思います。
ちなみに我が子達は、現代では育てるのがなかなか大変です。自分たちらしくいると周りと摩擦が強いから、心を砕く場面が沢山あります。私のエネルギーが限られてぜんぶはできないから、体力的にも自分を活かす時間を選んでいく年齢でもあります。
そしてクリエイティブな仕事は時代を読んだり、培った技術だけでなく新しいノウハウを手に入れていく必要があります。
40代に突入してから感じているのは、「今の価値観や新しいノウハウを覚えるという事は、若い人とともに学ぶこと。それもありがたいけど、実践や活躍の場にはやはり若い人が出るべきだし、彼らの吸収の妨げにだけはならないようにしないと、、!」ということ。
「…中途半端にやるぐらいなら、早めに退いたほうがいいのでは??」とも思ってしまい。
ただ、私の場合は単純に「お腹いっぱい」感もあるからかもしれません(笑)
そんな才能があるわけでもないのに20代から好き!だけでわりと仕事をやってこれました。やりきってきたしお疲れさまと思っています(^^)
またこの感覚は、「子どもに伝えていくこと」が増えてきたために変わってきた気もしています。
昔で言えば40歳って平均寿命だしね。
…
我が子達にはパッと見は分からないのですが、わりとユニークな特性があります。なのでもしかしたら長く我が子達と生きるかもしれません。単身家族の時代ですし、私の実家もそうなので。
だとしても、確信していることは、
「今」の距離感は、「今」だけ。変わらないことはない。
全集中する贅沢が許されるならば、子ども達がまだ親の近くにいて話しができる距離の今、自分がそうしたい。
あまりにもベッタリはやばいんじゃ??依存が強まるし、、とも思っていたのですが
物理的なベッタリって、実はあまりない事にも気付きました。
(年齢もあるけど。健全さを意識するほどリラックスするほどに、距離は自然に取れていくなと。子ども達は離れたり戻ったり螺旋階段みたいに上がってる)
さりげない環境作りとか情報をさがすとか、私が「いつものポジション」にいることと、子どもの「安心環境」にエネルギーを割いているかんじ。
子ども達はみんな感覚もバラバラ、お世話になる人も場所もバラバラなので、保護者としても「やっておいた方が良い気がするなぁ」をとにかく実行にうつすための時間にしています。
(子どものタイプや能力にもよるけど、根回ししないと色んな意味で大怪我するぞーというケースもあるので。予想斜め上いくからさ、、、まずは死なないように🤣)
4、5年前まではこういう気持ちはあまりなかったんですが、上の子達の変化を見ていて「あ、戻れないんだ」「あ、なぜ今気付いたんだ」みたいなことは、やはり多くて。
離れた3人目がいることでせっかく気づいたならリベンジしてみたい、、それがキッカケでしたが、今上の子達にも少し「やり直し」ができる時間が持てていて、ここは儲けものだな〜と感じています。
…
そして、そんな話が通じるママさんもちらほらと。
社会的に役立ちたいのもあるし稼がないとならない時期や、モードもまた来るとは思うけど
別なところに価値を見出している女性ってのも、環境によってけっこういるのではないかなと(当社比)。
家族の関係性から学ぶこと、成熟していくものの豊かさ。
一見、主婦って
資本主義の歪みに落ちた人種かもしれないし、夫に頼り切っているとか、自立していない、時代に乗り切れていない、のかもしれないけど。
もし明日死ぬなら?と言われたら、
えーこのままでも全然いいかな。と素直に思えることは、何より有り難いことです。
もちろん、余白とか平凡さは、保つ努力はしているつもり。現時点での私の生存本能がこれなのでしょうね。
変化したら、その時は、それをまた楽しみたいと思います🙋♀️