性を考えすぎている
☑久々に手に取った本
―――あなたの息子や娘、男・女友達と思っている人が、もし現代でいう「ジェンダー」の枠にとらわれる人だったら?
つい先日、京都に旅行をしにいった際、帰りの便に乗るための関西国際空港で出会った一冊の本があった。
株式会社主婦の友社 出版 鈴木リズさん著「男とか女とかゲイとかレズとかどうでもいいからただ好きな人のそばにいたいだけ。」という本。
今日はこの本の紹介、というよりもこれを読んで、そして人と出会ってきた中で僕が感じたことをありのまま書こうかな、と思う。本の内容を詳しく書くことは極力しない。極力。
ぜひ気になった方は書店なりネットなりで買って読んでみてほしい。https://www.amazon.co.jp/dp/B08G4S8N5Q/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
☑最近バイの人と出会った
京都に行く少し前にネットで知り合ったとある女性と話す時間が増えた。その人はいわゆるバイで、性欲をあまり持たない人だった。
仮にAさんとしよう。時系列的に示すと、
Aさんと出会って話すようになる→京都からの帰りでリズさんの本に出会う→帰ってからもAさんと話すようになる
といった感じだ。体力もあまりない方でそんなに活発的に何か物事を行える方ではない。
Aさんと話しをするようになってから、たまたまリズさんの本を読んだとき、ふと思ったことがあった。
我々は性をカテゴリー分けしようとしすぎている。
☑リズさんの生きた道
リズさんの本ではリズさんが幼いころから感じてきたことが書かれてある。
友達だと思っていた女の子を、いつしか恋愛感情で見ているんじゃないかと気付いた小学時代。思春期でセックスに興味を持ち、満たすために同級生の男の子と付き合った中学時代。再び女性を好きになったけど、相手に彼氏がいたり、性教育による偏りから想いを伝えることができなかった高校時代。
その後、しばらくしてリズさんは東京に行くことになるが、レズになる決意を持つ。
とはいえ、恋愛に関して上手くいかないことや、天職といえる仕事に就いても仕事以外では満たされない感情を持っていた。
対男性に関してはセックスをすることばかり考えていたリズさんには驚きの事がおきた。ある日なんとなくで行ったクラブでとある男性と出会うが、その日は一夜を明かすようなことがなかった。次の日、「最近、花火をしてないな」とリズさんが言ったことを覚えていて、仕事終わりにリズさんを迎えた。セックス以外のことでリズさんが満たされた瞬間だった。
この人といたい、運命の人だと思った。自然体のリズさんを愛してくれた。
☑性のカテゴリー分け
それまでリズさんは自身を「レズだ」と決めつけ、男性とは体は重ねてもそういった関係にはならない。そう思い込んでいたが、そうではないことに気付いた。
リズさん色々迷った中で、今の自分を「レズよりのバイ」と位置づけた。
更に、リズさんはこう語る。
そもそもレズとかゲイとかバイとか、限られた枠に人をおさめようとすること自体に無理があるのだと、私は思う。
性とは流動的なのもで、年齢やそのときの感情によって変わる。私はそれでいいのだと思っている。
僕は自分を「心は男、体も男で、恋愛対象は女性」と認識しているが、今後どうなるかはわからない。
そもそも、僕はAさんを恋愛対象として見る瞬間はあるが、Aさんがやっていること、考えていること、感情が好きなのであって、それを知れば知るほど恋愛対象ではなく人として好きになっていく。僕の場合はそれが恋愛対象から外れていくことである。
ようは、Aさんをレズだのバイだのの観点から見るのではなく、人として知ろうとしていくこと、これが大事だと気付いた。
逆に、僕の中で「人として好きになっていく」対象は老若男女関係ないから、たくさんいる。
☑少し落ち着いて人を見たらいい
もちろん、同性だから親しみやすい、異性だから近づきやすいっていうこともある。だから、「男や女として判断することが悪い」ということではない。
人と出会って、入りはそれでもいいと思うが、できるだけその人のことを知ろうとすること、これが重要だと思う。この人はレズだから、ゲイだからこう接する必要がある、なんてことはない。
考えていること、何が好きなのか、苦手なことは何か、今の気持ちは、など。
たまには、近くにいる人を性というカテゴリーから取っ払ってみてもいいんじゃないかな。
☑そろそろ締めるね
今回は、普段僕が性について考えていることから、リズさんの本や色んな人との出会いから加速した考えを連ねた。
考えがぐるぐるしてたから、読みづらくなったかも。申し訳ない。
あくまで、今回「男とか女とかゲイとかレズとかどうでもいいからただ好きな人のそばにいたいだけ。」についての紹介ではないため、かなり抜け落ちている部分はある。何度も言うが、読みたくなった方はぜひ手に取ってほしい。
性のことについて、堅苦しくなる必要はない、そばにいる人を自分なりに理解することを務めよう。
じゃあ、またね。
☑その他
今回、鈴木リズさんから本の紹介について了承をいただきました。鈴木リズさんに関するもののリンクを貼っておくので、気になった方は触れてみてください。
鈴木リズさんTwitter:@AV_rizu
Youtube「鈴木リズ : AV監督になった経緯 〜最も印象的な出来事」https://www.youtube.com/watch?v=WK9s7Zv3qAg
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