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日本の職人展的なイベント会場に行ってみたら、職人、職人、職人。当たり前だけど、職人だらけだった。一流と呼ばれる人間だけが集まってるのか、と、手仕事を見ながら思った。はっきり言ってカッコいい。。。

竹細工の細やかなこと、
筆の種類の多いこと、
木彫りの凄いこと、
時計の、ミニチュアの、模型の、、、、。

素晴らしかった。。。

日本の技術の繊細さと、新しいものとの融合と、
伝統と、
これから先、無くなって行くもの、

いろいろ見せてもらえた。


もし、学生の時に、こんな職人さんのところで体験学習とかできたら、趣味だったとしても将来楽しむものとして、身につけたいと思ったかもしれない。


ほんとに、楽しそうだった。。。


時計をいじって、
竹を、木を、籐を、石を、いじって、
細かいミニチュアをつくって、、、、。


いいなあ。。。



そして筆屋さんがあったので、細いペンの線にそって、絵の具の色をはみ出さないように入れられる、細い筆はないですか?と聞いたら、

この筆を出してくれた。


写真ではわかりにくいかもしれないけど、見たことないほど細くて、数本しか毛がなかった。。。


こんなんでほんとに描けるの?!と思ったけど、
とても硬い毛だから、弾力があって、とにかく細い線が描けるんだそう😮

たしかに、普段使ってる面相筆とは全然違う弾力だった!


通販してないのか聞いたら、
毛の具合は、硬いのか、柔らかいのかは、人によるし、どんなふうに硬い、柔らかいも、幅があるもので、ネットでは伝わらないから、お店か対面でしか売らないんだそう。。。

なるほど。


職人のご主人は言っていた。

「自分は、これしかできないからねえ。
でも、筆を作っている時が一番楽しいから。」と。

なんてうらやましいんだ!!


わたしも言ってみたい!


そして、あちこち職人技を見ながら、とても気になる木のコップのあるお店のブースに。


屋久杉のお店で、そのコップは素晴らしかったけど、お値段も素晴らしかったので、スプーンを買った(^◇^;)


さて、帰ろうと、ふと目に止まったのは、お香。


なんと、この屋久杉のお香、かれこれ、2.30年前、屋久島に旅行に行った友達にもらったお香で、
その後どこにも売ってなくて、いつか屋久島に行くことがあったら、売ってたらいいなあ、とずっと思ってたお香だった。

屋久杉の根っこのお香だったそう。

またいつか、と思っていても、もう手に入らなくなるものもあるんだな、と思った話を聞いた。


屋久杉は、もともと、切ってはいけない事になってるから、新しい木は手に入らないけど、
もう全て業者さんも手に入れられなくて、倒木も栄養になる貴重なものだから、それも取ってはいけなくなったんだそう。


まあ、大事に守らないといけないものってあるもんね。


だから、もう新たに屋久杉は手に入らないんだって。。。貴重なお香との再会だったんだな、とご縁がありがたかった。


筆屋さんには、貴重な墨の話も聞けて、屋久杉のお店でもいろんな話が聞けて、

買い物するだけで日本とか芸術の歴史の話まで、生きた話が聞けて、目でも見られて、触れて、とても楽しかった。


一つ持って、ずっと大切に持っていたいと思うものばかりだった。


人の手と時間のかかったものだから、値段は高いものが多い。


でも、職人さんが、楽しいと思って技を駆使して作ったものを使えることも、持てることも、 
なんか、すごくうれしいし、誇らしいし、ありがたいと思った。


なんか、この筆で描いたら、逆に、一流の気配にこちらの技術が上げてもらえて、
作品も引き上げてもらえそうな気がする。。。


そんな手仕事展を見た^ ^


漫画家さんをはじめ、細工職人はんでも、農家さんでも、一つのことを極めた職人的な人がカッコいいと常々思っていたので、元気の元をもらえた
^ ^


仕事って、本来楽しいもののはずなんだよね。

今の「仕事」になってるものが、生きる幸せと、かけ離れたものになってるから、
仕事って、楽しく感じられないのかもしれないね。。。


まあ、でも、いいバランス取って、ありがたく目の前のことをやりながら、落とし所が探せたらいいかね^ ^


技はまだ、失われてはおらず、
触れることができる。


宝物の中で、生活しているんだね^ ^


感謝。


技術も、技術者も、守られていきますように^ ^



いつも、ありがとうございます。



今日も健やかで、安心の一日でありますように。



戸張碧月


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