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「生き神様」という言葉があるけど、「生き天使」?!の話を二十数年前に新聞で読んだことがあって、時折、思い出す^ ^
生き神様とは、神様に例えられるくらい、徳の高い、あがめられる程の人のこと。
わたしが読んだ生き天使の実話。
それは、
「あの人は、生きた天使だったんじゃないかと思っている」という、話を戦争体験として語られていた新聞記事だった。
それを地方新聞に語ったのは、かなりのご高齢の方で、もう自分には先がないから、
死ぬ前に、戦争の悲惨な話と、その時背負ったものと、その罪悪感があって、ここで懺悔する気持ちで残したい、というものだった。
死ぬ前に、恥を忍んで話させてもらいたい、みたいな感じだったと思う。
細かいところは覚えてないけど、およそこんな話だった。
戦争の時、アメリカ軍の人たちが家を回って来る時は、決まって、若い自分の性的な相手をさせる若い娘を探していて、
若い娘が居る家は、女の子や女の人を隠すけど、探されて見つかれば、連れて行かれるのが恒例だったという。
そして、その日ついに、その話をした方の家にも軍人が来た。
遠くから、こちらへ近づいてくるのが見えたらしい。
その方の家には若い娘さんがいたので、その父親は震えた。
そこへ、突然、見知らぬ女の人が来て言ったんだそうだ。
「早く娘さんと、押し入れか天井に隠れて。
あの男の人達の相手は私がするから」と。
早く、と、うながされ、
その家の家族は、押し入れか、天井か忘れたけど、隠れた。
そして、隠れる前に戸の隙間から、その若い女性がアメリカの軍人たちのところへ行っているのを見たそう。。。
それからは、家族で隠れて、手をすり合わせて、その人にお礼を言いながら、拝んだそうだ。
その時、この人は「天使」なんじゃないかと思ったそうだ。
その時は、自分の娘かわいさに、その女人が犠牲を買って出てくれたことをそのまま受け入れたけど、
その女の人は、あの後何人もの軍人と共に、どうなったんだろう。。。
ずっと頭から離れずに、
それから、何十年もその事を申し訳なく思い続け、死ぬ前にこの事を懺悔のつもりで伝え、戦争の悲惨さを伝えたいということを語られていた。
そして、今思っても、その人は天使だったんじゃないかと思う、ということを言っていたと思う。
見ず知らずで、突然現れて、娘や自分たちを救った女の人。
今でも手を合わせて涙すると。
何年かに一回は、ふっとこの話を思い出す。
ただ、なんとなく。
歳がいくと、昔では持てなかった想いや考えかたを持つようにもなる。
だからといって、どうということもないけど、
人間の形だけど、
生き神様とか、生きた天使とか、
居るんだろうな、と、
なんとなく思う。
心の持ち方で、できることなのか、
そういう問題ではない次元の話なのか。。。
誰かがしたことが、その人や家族や子孫を助けて守ることもある。
ささやかなことも、
笑顔一つも、
救いになることがある。
そう考えれば、ささやかなことから、命懸けのことまで、
そこらじゅうに天使がいるね。
あなたも天使だね^ ^
あなたも世界を助けている。
あなたが世界から助けられてもいる。
あなたがその選択をすることもできるし、
実行もできる。
そんな犠牲的なことでなくとも。
でも、人の中にあるものの、救いを見た気がする
^ ^
あなたの中にある力^ ^
いつもありがとうございます。
今日も健やかな一日でありますように。
戸張碧月
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