36歳で個人事業主になったきっかけ
はじめに
⚫︎「開業」
⚫︎「経営者」
⚫︎「個人事業主」
これらは、とても響きのいい言葉で憧れはあったんですが、当時の自分には「どうせ自分には関係のないもの」と決めつけていました。
そんな私はサラリーマンとして病院で13年間働いていましたが、あることをきっかけにして36歳になった今年、退職して地元で整体院を開業しました。
今回の記事では、私が36歳にして個人事業主としてスタートすることになった「きっかけ」と「開業後のお金のこと」を書いていきます。
「このまま会社員でいいのかな?」
このように思っている人におすすめの記事になっていますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
独立する「きっかけ」について
きっかけは3年前の「ある人との出会い」でした。
友人との繋がりで経営者の人とお話することがあったんですが、その人に言われた言葉が印象的でした。
「倉田さんは夢ってありますか?」
これを言われてドキッとしましたね。
だって夢なんてなかったから。
会社から帰ってきてご飯を食べて、子供と遊んでネットサーフィンして寝て起きて、また仕事へ。
振り返ってみると、幸せではあったけどだらだら日常を過ごしていたような気がします。
年齢を重ねるとともに、目標や夢は薄れていたんですよね。
だからこそ
「夢ってありますか?」
この言葉がとても響きましたね。
その日から「夢」について考えるようになり
理学療法士として働いているし「整体院をやってみたいな」と夢を持つようになりました。
その夢に拍車をかけたのが、その数ヶ月後の実の兄の突然死。
当たり前だった日常が180度変わりました。
42歳で亡くなった兄
「やり遺したことだらけだろうな、悔しかっただろうな」
「人生一度きり本当にこのままでいいのか?」
「夢をやりのこしたままでいいのか?」
自分自身に問いかけるようになりました。
そこから、一気に独立への夢へ全速力で向かっていくことになります。
3年後の現在、私は個人事業主として整体院を開業しました。
夢に向かって変わることができるのは「自分」ですが
私の場合、その「自分」を変えてくれたのは「周りの人」でした。
開業するまでの道のり
開業までの道のりは想像していたより複雑でやる事だらけでしたが、考えなければならない項目を大きく分類すると
資金
物件探し(内装など)
備品、消耗品など
この3つです。
これらを会社員として働きながら、同時進行していかなければなりません。もちろん、家事も妻と分担して行います。
最初にお伝えしますが、私はワンルームマンションの1室を整体院として開業しています。
費用に関しても全て載せていきます。
開業に必要なお金
資金に関しては、多いに越した事はないと思います。
個人的に借金をして開業したくなかったので、全て自己資金で開業しました。
一般的に整体院開業には200万円〜500万円かかると言われていますが、物件によってかなり差がでると思います。
物件は契約時に「物件取得費用」として敷金・礼金・保険料などで100万円ほど必要になるケースが多いからです。
物件費用を抑えため、自宅の一部を整体院として改装するのも1つの方法です。ランニングコストも抑えることができていいですね。
また、内装では大掛かりな工事は必要ありませんが、クロスの張り替えが必要なことがあります。それを業者に頼むなら20万円ほど必要になることも。。。
実際に私の場合ですが
資金:100万円ほど
備品、消耗品で40万円ほど
物件:家賃4万5千円(敷金礼金なし)、物件取得費10万円ほど
資金を100万円程度で想定していましたが、約50万円で開業することができました。
思っていたより、コストを抑えて開業する事ができました。
1番の要因は「物件」ですね。駅から徒歩2分の好立地の1Kマンションが空いていたのはラッキーでした。
また、内装(壁紙やクッションフロアなど)を業者を入れずに全て自分で行ったことも大きいですね。
毎月のランニングコストとしては下記の通りです。
家賃・・・・・・・・・45,000円
光熱費・・・・・・・・約5,000円
LINE予約システム・・・3,300円
ウォーターサーバー・・3,300円
広告費・・・・・・・・20,000円
合計:76,500円
この金額が店舗にかかるランニングコストになります。
いかがでしょうか?
店舗のコストとしてはかなり低くできていると思います。
もちろん1Kマンションより、路面店の方が集客効果は大きいと思いますが、路面店は最低でも家賃が15万円以上かかってくるんですよね。
1人治療院では捌ける数にも限りがありますし
物件費用は自分がどういった治療院・整体院を目指しているかによって変わってくるところですね。
店舗以外でかかるお金のこと
今、この記事を読んでいただいている「あなた」と私とではライフステージに違いがあるかもしれませんが、あらためて私の場合は
「妻(収入あり)と娘と3人暮らしで住宅ローンあり」
私の場合かかるお金は下記の通りです。
住宅ローン・・・・・・・10万円
教育費、習い事など・・・15,000円
食費、光熱費・・・・・・約50,000円
その他にも雑費や交際費などがありますが、できるだけ節約するように気をつけています。
まとめ
「夢」を持つ
自分を変えてくれたのは周りの人だった
コストを抑えて開業することが大事
次回は退職や集客などについて書いていきます。
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