大崎甜花さんのいとおしさについて(第11回歌会に提出した短歌の話)
シャニマス詩歌部の第11回歌会に参加させていただきました!
前回の歌会が終わってから、次の歌会に提出する短歌はすべて担当アイドルに寄せたものにしたいと考えていました。
やっぱり担当について考えるのは本当に楽しい!CANMAKE TOKYO!だったので、どうせならnoteで愛を叫びながら今回提出した短歌の話をしようかなと思います。
よかったらお付き合いください。
教科書に載らないような思い出は歴史のノートのすみっこにある / 大崎甜花
大崎甜花ちゃんの限定pSSR「好きなものはなんですか?」のコミュをベースに作りました。
授業中にも関わらず、歴史のノートのすみにコラムの下書きを書いていたというエピソードがかわいらしくて大好きなコミュです。
ここでいう「教科書」は、アンカーボルトソングでいうベストアルバムをイメージしたものとして入れています。
アルストロメリアが国民的なアイドルグループになって、著名な芸能人として教科書に掲載される日がきたとしても、千雪さんとゲームショップに行ったことや甘奈ちゃんと遊園地に行った思い出が載ることはないと思います。
実績として残るものと同じくらい、大切な人と過ごした記憶も大事にしている甜花ちゃんのことを歌にしたかったのですが、わざわざ短歌にしなくてもコミュを読めばわかることを説明するような歌になってしまったな〜と反省しています。くやしい。
遠まわりして帰ろっか 下駄の音を確かめながら夏を結んで / 大崎甜花・大崎甘奈
大崎甜花ちゃんのsSR「Summer for us」を読んだときに感じたものをそのまま短歌にしてみたという感じです。まだ初夏なのに夏の終わりの歌を作ってしまうくらい、心の底から大好きなコミュです。
夏祭りの喧騒を抜けて、下駄の音のSEと2人の話し声だけになるシーンが大好きです。「食べたね」「買ったね」「楽しいね」って、今を確かめるようにゆっくり帰っていく2人の空気感がそのまま伝わっていたらいいなあと思いながら作りました。
「帰ろっか」のあとの一字空きと、「夏を結んで」を結句に置いて夏の終わりのさみしさを含んだ余韻を感じてほしいな……みたいな気持ちもありました。「帰ろっか」が下駄の音みたいだと解釈していただけたのもすごくうれしかったです!(狙ってこれができるようになりたい)
覚えてる、ふたご座の位置 覚えてる、きみを枕にする柔い昼 / 大崎甜花
「流れ星が消えるまでのジャーニー」の遊び方にて、デビ太郎の気持ちが書かれている(と思われる)ポエムに対して、甜花ちゃんからのアンサーになるような短歌を詠みたいという思いから作りました。
「ふたご座の位置」は、千雪さんと2人でふたご座の見つけ方を覚えたというエピソードからとっています。
思い出と記憶の結び付きが強い彼女なら、大人になってデビ太郎と離れてしまったとしても、ふたご座の見つけ方を覚えているのと同じようにデビ太郎との日々も忘れないんだろうなあと思います。そうであってほしいと願う気持ちの方が強いかも。
この歌は割と好きなんですけど、表現が少しあざとかったのと「きみを枕にする柔い昼」がデビ太郎のことを枕にして昼寝をしているという表現として伝わりづらかったよな……と反省しています。もっとうまくなってから同じ題材でリベンジしたい……!
壁掛けの刺繍は歌う したたかなあなたの独り暮らしの部屋で / 大崎甜花
「薄桃色にこんがらがって」の桑山千雪さん報酬sSSR「ドゥワッチャラブ!」のコミュをベースに作りました。
寮の千雪さんの部屋で、甜花ちゃんと千雪さんが一人暮らしの話をするコミュがとても好きです。千雪さんの部屋の小物を見て「千雪さんとお話してるみたい」と言う甜花ちゃんの感性と、にぎやかな小物に囲まれて暮らす千雪さんの「声や音がするからって、寂しくないわけじゃ、ないかな」という言葉が印象的でした。
孤独を我慢しながら一人暮らしをする千雪さんの話を聞いて、甜花ちゃんはどう思ったんだろうなあと考えているうちにこの短歌ができあがりました。自分の将来のことを考えたり、千雪さんの生活に寄り添ってあげたいと思っていたりしたらいいなあ、という作者の願いが押し出されすぎている気もしますね……
○ あとがき
今回提出した短歌は、甘奈ちゃんやデビ太郎、千雪さんに対する甜花ちゃんの想いについて考えてみよう!みたいなことをテーマに作っていました。
たくさんの方に読んでいただけて嬉しい気持ちと、このような機会をいただけていることへの感謝の気持ちでいっぱいです。
もっと短歌うまくなりたいな〜!