ろっぷ(あめりP)

テニスの王子様とアイドルとお笑いとラジオ

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最近の記事

【日記】鯉は退屈なのだろうか/2024.11.06

飲茶さんという方が書いた「史上最強の哲学入門」という本を読んでいる。ある人が築いた哲学を、次の世代の人が打ち壊してまた新しい哲学を築く。哲学の歴史の変遷を、強い者が次々と現れる刃牙のような世界観に見立てて解説されている。まだ序盤までしか読めていないけど、面白くてわかりやすい。 昨日読んだページではカントという哲学者が登場した。あらゆる哲学者がこの世の真理について探究した上で、カントは「物自体は人間が認識する姿とは別の姿で存在しており、実体を決して知ることはできない」とした。

    • 【日記】侍タイムスリッパーと、ヤマザキのショートケーキ/2024.11.04

      単館上映から全国に話題の波が広がっている映画「侍タイムスリッパー」を観た。時代劇をベースにした作品ということもあり、たぶん母に勧められなかったら選ぶことはなかったんじゃないかと思う。でも、本当に観て良かった。勧めてくれた母に感謝したい。あの愛おしい登場人物たちにまた会いたいと思えるくらい好きな作品だった。 一日一回の上映とはいえ、田舎のイオンシネマがほぼ満席になっていて驚いた。年齢も性別も違うたくさんの人が、同じ部屋で同じ作品を観て、物語の展開を見守る。コミカルなシーンでは

      • 【日記】超絶安全運転/2024.11.02

        これは今日ではなく昨日の出来事だけど、自分にとって初めての経験をしたので、記念に書き留めておく。 高校の頃の友達と久しぶりにランチした。車で彼女の家まで迎えに行き、助手席に乗せて、目的のお店へ向かおうという時だった。彼女が「実は…」と口を開き、自身のお腹の方へと視線を誘導した。会っていない間に、友達は妊娠していたのだ。 同世代の結婚や出産の報告をSNSで目にすることは増えてきたけど、お腹を大きくした友達の姿を実際に見るのは初めてだった。どうリアクションすればいいかわからな

        • 【日記】無知の知を知る/2024.10.29

          簡単に答えの出ないようなことばかり考えてしまう癖がある。という話は昨日の日記にも書いた。なんで生まれてきたんだろうとか、死ぬのが怖いのはなんでだろうとか、なんで人は意味のあることばかり求めてしまうんだろうとか、そもそも意味とか価値ってなんだろうとか。一人でいる時間のほとんどは、そういうことを考えながら遠くの方を見て過ごしている。答えを見つけようとするわけでもなく、ただ「なんでなんだろうなあ」とわからなさに身を預けたり、静かに落ち込んだりするだけである。 でも、昨日日記を書き

        【日記】鯉は退屈なのだろうか/2024.11.06

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          8本
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          7本

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          【日記】バケツの水が濁ったら/2024.10.28

          仕事を終えて駅に向かって歩いていたら、駅ビルの地上2階の小さな広場に白い天使と黒い天使がいた。正確に言うと、天使の格好をした2人の女の子が頭に白と黒の輪っかを着けてTikTokのようなものを撮影していた。ハロウィンにはまだ早いので、いつもの駅前の風景に天使たちがひときわ浮かび上がって見えて、不思議な気分になった。道行く人たちはみんな彼女たちの存在に気づいていなさそうだった。もしかしてわたしだけに見えていたのだろうか。そうだったとしたら、TikTokの撮影風景があまりにも現実す

          【日記】バケツの水が濁ったら/2024.10.28

          【日記】コロッケ揚げた後に聴く雨の音/2024.10.27

          おばあちゃんからもらった里芋を消費するために、今夜はコロッケをたくさん作った。里芋をゆでてつぶすまでは母がやってくれて、丸めて卵やパン粉をまぶして揚げるまでを二人でやった。 家で食べる料理の中で一番好きなものはなんだろうと問われたら、考える間もなく「コロッケ」と答える。きのうも我が家でこの話題が上がり、「母さんのコロッケはお肉屋さんの揚げたてのコロッケとはまた違う良さがあるんだよね〜」という話で盛り上がった。油の処理が面倒だからという理由で我が家では揚げ物が登場する頻度がか

          【日記】コロッケ揚げた後に聴く雨の音/2024.10.27

          【日記】給食委員の献立レビュー/2024.10.21

          親戚の子が参加する学園祭の情報を入手するためにとある中学校のブログを読んでいたら、面白くてほっこりする激アツコンテンツに出会った。給食委員の生徒が毎日の献立とともに食べた感想を綴る「○月○日の給食」という連載コーナーだ。 どこで撮影したのか分からない薄暗く青みがかった給食の写真が、給食委員の文章に添えられている。うっすらともやのかかったような柄をした緑色のお盆に、メインのおかずと汁物、ご飯またはパンが三角形を成すように配置されている。真俯瞰から撮影されたその写真はインスタグ

          【日記】給食委員の献立レビュー/2024.10.21

          【日記】グリーンカーテンの内側で過ごしたい/2024.10.02

          通勤途中に好みの葉っぱがあった。 歩道と車道の境目から長く伸びる葉が朝の日差しを遮ってくれて、その周辺だけ少し涼しかった。葉の大きさも光の透け感も日を遮るのにちょうどよく、葉と葉の密集具合も良かった。しばらくこの葉の後ろに立ってぼーっとしていたくなったけど、歩いて会社まで行かなければいけなかったので、惜しみつつその場を離れた。 散歩をするのはまあそれなりに好きだけど、散歩をするべきだという義務感がなんとなく自分の中にあり、心の底から好きだと言えないのが正直な気持ちだ。家で

          【日記】グリーンカーテンの内側で過ごしたい/2024.10.02

          【日記】嗅覚版・カクテルパーティー効果/2024.09.30

          仕事終わりにマックで本を読んでいたら、店内のBGMでとある曲が流れ始めた。知らない洋楽だ。曲が流れる直前までは本に集中していて音楽なんて気にもとめていなかったのに、なぜかすごく気になった。読んでいた本をテーブルに置いてスマホを開き、すぐにshazamのアプリを開いてスマホに店内BGMを聴かせた。その曲はアメリカの音楽ユニット、Ginger Rootの「Only you」という曲だった。 普段生活している中で、これと似たような現象が起こることが稀にある。例えば、スーパーで買い

          【日記】嗅覚版・カクテルパーティー効果/2024.09.30

          【日記】今週の出来事ダイジェスト/2024.09.29

          日記書きたいな〜と思いつつ、いざ書こうと思うと気力が湧かなくて手をつけられずにいた。でも書きたいことはいくつかあったので、今週の出来事をダイジェスト形式でお届けします。 ・たぶんこれは月曜日のことだ。職場のパソコンでネット記事を見ていたら「停電してもポタ電があれば」というバナー広告が出てきた。写真を見た感じたぶんポータブル充電器の広告だと思う。「ポタ電」って略すのが面白くてすぐにメモした。 ・水曜日は仕事終わりに一人でカラオケに行った。まっすぐ帰る気分ではなかったからだ。

          【日記】今週の出来事ダイジェスト/2024.09.29

          【好きな歌詞語り】あなたってどこか寂しげで 街明かり照らす夜みたい

          最近よく聴いている曲の中に、心を奪われたフレーズがある。 街明かり照らす夜みたい。言いたいことはわかるけどはっきりとはわからない、でもわかりづらすぎない絶妙な比喩がたまらない。透明だけどぼやけていて、雨粒越しに見る窓の外の景色のようだ。この比喩はわかりづらいな。 「あなたってどこか寂しげで」と言われなくても、街明かり照らす夜はどこか寂しげな感じがする。でも「寂しげ」にはいろんな種類がある。たとえば、あなたってどこか寂しげで 朝露に濡れた紫陽花みたい、だったらどうだろうか。

          【好きな歌詞語り】あなたってどこか寂しげで 街明かり照らす夜みたい

          【日記】友人の気苦労話/2024.09.15

          今日は友達と遊んだ。ハンドメイドのイベントに行ったら前が見えなくなるほどの土砂降りで足元がびしょびしょになったり、プレートランチのおいしい店に行ったら想像以上に行列ができていて泣く泣く引き返したりしたけど、楽しかった。 ランチを食べる予定だった店の近くに以前から気になっていたお店があったので、友達の車に乗って連れて行ってもらった。古民家を改装した店内にカフェと雑貨の販売スペースが併設されていて、レトロで温かみのある空間がすごく心地よかった。 わたしはガパオライス、彼女はフ

          【日記】友人の気苦労話/2024.09.15

          【日記】デデデン、ドン、ドン/2024.09.14

          遅めの昼ごはんを食べて、リビングで横になり、気付いたら18時になっていた。2時間も昼寝してしまった。目覚めの気だるさとともに、大切な休日の午後を寝て過ごしてしまった罪悪感がじわじわと襲ってきたけど、休日なんだから何をしようが勝手だよなと自分に言い聞かせていたら、頭も体もだんだんすっきりしてきた。 洗濯物を取り込みにサンルームに行ったら空がピンクがかっていて綺麗だったので、まだ明るいうちに散歩に行った。 今日は午前中にデパートへ行っていたので、外行きの服として愛用しているパワ

          【日記】デデデン、ドン、ドン/2024.09.14

          【日記】踊るように歩く/2024.09.11

          YouTubeサーフィン中にたまたま見つけたこの曲にめちゃくちゃハマっている。今日は朝から晩までずっとこの曲を聴いて過ごした。 今日はなんとなく図書館に行きたい気分だったので、仕事終わりに歩いて向かった。特に目当ての本があったわけじゃないけど、なんでもいいから今の自分に寄り添ってくれるような本を手に取って安心したくなった。 退勤したての開放感のままカバンから取り出したイヤホンを装着して、Boom Boom Bassをリピート再生したら、夕暮れの街並みがいつもより華やかに見

          【日記】踊るように歩く/2024.09.11

          【日記】料理でミスしたときの行き場のない悲しみ/2024.09.01

          オムレツを作っていたら、「卵とジャガイモをぐちゃぐちゃにして焦がしたやつ」が出来上がってしまった。悲しい。この行き場のない悲しみをどう処理すればいい。日記に書いて受け止めるしかないか。 フライパンで具材を炒めたときに、具材多いかもな、とは思っていた。なんとなく失敗する予感はあったものの、そのまま卵液を入れてひっくり返そうとしたらまとまらずにぐちゃぐちゃになってしまった。焼き目は真っ黒に焦げてフライパン全体にこびりついた。悔しくて、も〜!!!!ってキッチンで雄叫びをあげていた

          【日記】料理でミスしたときの行き場のない悲しみ/2024.09.01

          【日記】サカバンバスピスになりたい/2024.08.21

          昼休憩はいつも会社の外に出て一人で過ごす。休憩室や社員食堂もあるけど、人がいると落ち着かないのでほとんど利用したことはない。今日も外に出て、深呼吸して、それでも足りずに深いため息をついて、会社から少し離れたところにあるコンビニへと歩いた。 会社の外に出て、広くて高い空の下にぽつんと立つ自分を内側から認識した時、この瞬間の自分こそが本当の自分だなあと思う。 最近は暑いので、外に出るたびに室内との寒暖差にびっくりして「暑!」と言ってしまう。またひとりごと言っちゃったなあと思いつ

          【日記】サカバンバスピスになりたい/2024.08.21