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5つ星ホテルで、スイス人の男性が与えてくれた将来のビジョン。

今から15年ほど前、
働くを体験するため、
大学を休学した。

インターン先は、
世界的ホテルチェーンの
最上級ブランドホテル。


そこに毎年冬になると、
3ヶ月ほどスイートルームに
長期滞在するスイス人の夫婦がいた。

年齢は50歳前後。

男性の方はこだわりが強いようで、

ホテルの顧客データには
飲み物の種類、氷の数から
部屋のタオルの配置、枚数まで
リクエストがびっしり。

リクエスト通りのことができなくて、
怒られたらちょっと怖いな・・・
なるべく関わりたくない・・・
と思っていた。

ある日、
VIPや日本人ゲストを
お世話する部署から、

エグゼクティブラウンジに
配属が変わった。

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画像:OPENERS


エグゼクティブラウンジは
ホテルの最上階にある。

ガラス張りで見渡しがいい。

床は毛足の長い絨毯で、
歩いているとパンプスのヒールが
ちょっと傾いてしまうくらい、
フカフカだった。

大人だけが入れる
贅沢な空間。

朝は、世界中から集まった
ビジネスマンたちが、

コーヒを飲みながら
新聞を読んでいる。

お昼はほとんど人は来なくて、

夜になると、
綺麗な夜景を見ながら
ビールやワインを楽しもうと
人が集まってくる。

大学生だった私にとって、
非日常の空間だった。

エグゼクティブラウンジに配属された初日、

マネージャーが
ラウンジでくつろぐ
リピーターさんに挨拶しながら、
私を紹介してまわってくれた。


その中に、
冒頭で触れたスイス人の夫婦がいた。

私が簡単に挨拶すると、
こう答えてくれた。

「はじめまして。よろしくね。
スイスは今冬ですごく寒いから、
越冬しに来たんだ。鳥みたいにね。」


越冬か・・・。
最高だな。


住む場所を移動して、
冬を避けて暮らす、
ということができるんだ!

これまでの私の世界からは
想像ができなかったこと。

冬が苦手な私には、
あまりに魅力的な生き方に見えた。





私は、この時描いたビジョンを
無意識にもずっと追いかけてきたんだと思う。


コロナを機に、
会社が完全リモートに
切り替わる予定。

これからは、
私も越冬ができるようになる。

15年も前に抱いたビジョンが
現実になる。

時間はかかったけど、
理想の生き方にまた一歩近づいた。


人生って思い描いた通りになるというけど、
私は結構それを信じているし、
実際にそうなっている。

年収も住む場所も、
時間の自由度も人間関係も、

20代と比べて大きく変わった。


こうできたら幸せだなぁ。
こうなりたいなぁ。

ぼんやりでも思えることがあるなら、
それを叶える道はいくらだってある。


だから、

どうなりたいか、
どうありたいか、


というビジョンを見つけることって
とっても大事だなって思っている。

あの、スイス人の男性が私にしてくれたように、

ビジョンを見つけるお手伝いをしていきたいな、
と思っている。


何かを教えたり伝えたりするのではなく、
その人の中にあるこうしたいという願望を
引っ張り出してくるイメージ。


誰しも、ココロの奥底には
こうなりたいなという願望が
眠っているものだと思うから。



たまたま出会った人の
ある”ひとこと”だったり、

たまたま見ていたテレビで見た
取材されている人の生き方だったりが、

人生をかえるという話はよく聞く。

それは、そのきっかけが、
ココロの奥底にある願望を引っ張りあげてくれた
のだと思う。

自分のココロの奥底にある
「こうしたい」という気持ちから、
将来のビジョンを見つけてみませんか?

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自分の理想とするビジョンを明確にして、最初の1歩を一緒にきめるモニターセッションを人数限定で募集しています。

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https://mayu-cocoro.studio.site
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普段はIT企業ではたらく35歳。2022年夏にヨーロッパへの移住を予定。
離婚を機に心理学・コーチングなどに興味を持つ。”枠にとらわれず、のびのびと生きる”を実現したい人のお手伝いをするのが目標。自己肯定感に関する数々の本の著者でもある根本裕幸カウンセラーに師事。


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