「ビジネスに役立つnote勉強会」に参加してみた
●noteを個人でどのように活用していけばいいか、ずっと疑問だった
昨年末にタイ語の翻訳小説「824月明かりのロンド」をkindle出版したのを機に、広報活動も何か行わなければ、と始めてみたnote。若い頃、20数年間、書くことで収入を得ていたので、日々のつぶやきを綴ったブログやSNS などでは、どうにも目的を見失いがち。何度も中途半端で投げ出してしまっていた。でもせっかく歩き始めたnote道。個人でビジネスをしているわけでも、ましてやインフルエンサーでもない今の私が、どういう心持で、noteを続けていけばいいのか迷っていたタイミングだった。当初は、出版に至るまでを書こうと思っていたが、何と今では、出版の後押しともなった、タイでの乳がん記録を綴る日々。たぶん私にとっていつか書きたいと思っていたのだろうな、などと漠然とした思いがぬぐえない。月に2回程度の投稿を続けてはいるものの、せっかく始めたnoteと何とかうまく付き合っていきたい。先日、長年のファンあり発信されることに信頼をおいている、現noteプロデューサー徳力基彦氏による勉強会に出席してきた。
●理解したことは4つ。ひとつめ、noteはコミュニケーションツール
PVや好きをたくさん獲得してバズりたい、などという下心は一切捨て、共感してくれる人や友だちとの交流の手段として捉えるべし。これは私にとって投稿を続けるためのハードルをぐんとさげてくださる一言だった。特に売りたい商品やサービスを持っているわけでもない私のような立場でも、こんな勉強会に出てみた、社会現象について自分はこんなふうに感じた、こんな出来事があった、という日常のことをおしゃべり感覚で書いてみる。うんうん、それなら今の私にもできる。一体何のためのnote?という私の心の中の問いへのわかりやすい解だった。書くことは好きなので、誰にもお見せできない、終活時には真っ先に処分しなければ、と思っている日記を毎日つけている。そんな中から、普段仲良しの友だちに報告したり相談しているような気軽なおしゃべりを楽しむように、noteを使えばいい。Yes!!
勉強会が楽しかったので今回はそのご報告だ。
●その2 完璧を目指さない
これは、お金を得る場ではないnoteにおいて、自分自身できていたじゃん、と思えたアドバイスだった。ライティングの仕事をしていたときには、何度も何度も推敲を重ねたが、なんとnote投稿では、構成、校正の手間を省き、思いつくままタイピングして、軽く読み返して、ぽちっと投稿を繰り返している。この気楽で続けやすいプラットフォームや横のつながりの作りやすさが、noteの素晴らしさだとも思っている。自分でワードプレスを用いてブログを書いたこともあったが、設定などがわずらわしく、それも続けられない原因のひとつだった。仕組みが整っているnoteは、気ままなつぶやきと頭の整理にはもってこい。
ずぼらな投稿のままでもいいんだよ、と今回背中を押していただき、こちらもずいぶん気が楽になった。
●その3 誰かが喜んでくれる内容を目指す
おぉ、そういった意識はなかった。これは新鮮。
どうかすると、ついつい私の●●を、もしくは自分自身を気に入ってください、という意識がちらついてしまうが、いったんそれはさておき、これからは自分の日常や思いなどだけでなく、自分の日常を支えてくれている企業やお店、アーチストなどなど、感謝の気持ちも込めながら、書いてみよう。これは楽しそう。家の中を見渡すだけで、毎日の生活を振り返るだけでヒントがたくさん。私のnote道の新しい停留所となりそうだ。
●最後に、ともあれ続けること
各界でご活躍されている徳力さんでさえ、とにかく連続投稿をという思いで走ってこられたという。仕事も勉強も健康管理も何もかも、早道などない。愚直にただただ続けるだけ。これはシニアになり、焦りも欲も薄くなった今の自分には以前よりも理解がたやすくなり、行動にも移しやすいご助言だ。
若い頃から、たくさん遊び、仕事をし、冒険旅をし、異国に暮らしたり、たくさんの人と交流してきた。もう欲しいものや自己顕示欲もナッシング。
あとは、私が一番大切にしている「自由」をしっかり固辞しながら、旅を続け、社会と緩く楽しくつながっていたいだけ。そのために、感謝の気持ちを綴ったnote道を楽しく続けよう。
楽しく実り多い勉強会をありがとうございました。