GW最終日
今年のGWは普段の生活と変わらなかったのです。特に遠くに出掛けたわけでもなく。ターミナル駅は混んでいたけれど、私の日常の街でした。毎週、週末土曜日は掃除の日、日曜日は休息日。それも守って。そんなGWで、最終日の今日は、なんかしたいな、と思いました。
仕事部屋で、ほとんどの開かない、思い出ばかり入ってるチェストを開けてみました。手に取ったのは文庫本。私のバイブル「きよしこ」重松清さん。読んだのは20年も前でした。あの時、心が暖かくなった、きよしこが出てきた所を、もう一度読みたいな、と思ったんです。
しかし。少年のクリスマスの日のところで涙が出てきて、きよしこが「悲しかった思い出を3つ」。鼻水滴しながら読む私。20年前は涙が出なかったのに。優しい文章に感じていたところが、切なくなってしまいました。
そして乗り換え案内。加藤くんとのラストで私は声を上げて泣いてしまいました。加藤くんは少年との来年を楽しみにしていた。きっと来年の夏休みまで少年に会えるまで頑張ろうと思って日々を過ごしていくはず。それなのに少年は引っ越していない。私は背景を読み取って泣いてしまいました。
明日は出掛けなきゃいけない日です。私はこれ以上自分の感情に揺さぶりをかけられない、と思って本を閉じました。続きは金曜日の夕方に読みます。