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アダルトチルドレンの違和感

違和感
自身の感覚や認識と現実の状況が一致しないときに生じる心理的な不快感を指す言葉である。

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アダルトチルドレンにとって日常の中で感じる違和感はかなり多くあるもの。それらがあまりにも多すぎて違和感すら感じられない方も多いのではないかと思います。

違和感を感じれば嫌な気持ちになる…だとすれば感じたくないですね。
なら感じない方向に自然といってしまいがち。

私はなんとも思ってないも~ん

となっている方がある意味、楽だともいえます。
ええ、私自身がこれをやらかして来ていますので「感情封鎖」をすることは体感上理解しています。

しかし、ふとした時にその隠してしまっておいた感情は顔をだします。
気にも留めないような些細な時にひょっこりと。

学校で、職場で、ママ友との付き合いの中で
うまく言えないけど自分だけがみんなと違う。。。そう思ったことがあったのだとしたらそれは違和感。

自分の家だけがお金がないとか、物理的なことももちろんありますが、ここではそれ以外の
会話の中で、話にでてきた出来事に対する捉え方や受け取り方が、どうやら自分だけ違うみたいなことです。

みんなが、ええ~すごい~良かったねーー と受け取っていることが
自分は、そんなのやだなぁ~、ひどくない?ありえないよね と思ってたり

または、どこかにみんなで行こうという話題になり
みんなは、楽しそう!早くいきたいーー と受け取っていることが
自分は、めんどくさいから行きたくない、ひとりがいい と思ってたり

失敗した出来事に対して
みんなは、間違えちゃったーー、もうやだぁ~ とあけっぴろげに話すけど
自分は、みんなにばれるから隠さなきゃ、ぜったい知られないようにしなければ と思ってたり


いくつか例をあげましたが、これらは私が学校や職場で感じてきた違和感でもあります。多かれ少なかれ似たような違和感を感じた方もいるかと思います。

不登校のお子さんで、違和感を感じることが苦しくて学校に行かないことを選択している場合もあるということに話は繋がります。
学校に行かなきゃと思いながらも行くことができない…。人それぞれ理由は違いますが、中にはそのようなお子さんもいるという現実があります。


ここで違和感に対して自分がどのような方向にいくのかを考えることはとても重要だと思います。

なるほど、こういう時はみんなみたいに言うのが正解だから、次から自分もそのようにリアクションしよう!と表面上だけをみんなに合わせようと思うのか

自分はみんなと違う、ポジティブに慣れない自分はやっぱり全然ダメな奴なんだ、コミュ障なんだと自分で自分を卑下するのか

自己否定に入らずに、ただ違いがあるんだという認識でありながら、ならどこからそれが来ているのかを意識し続けたり、パターンを探ってみたりするのか

違和感を感じた時に自分がどう受け止めているのかを一旦たちどまって省みることをお勧めしています。
違和感はあって当然。だって私達アダルトチルドレンは普通とはちがう機能不全家庭で育っているのですから。

違和感を感じたことを悪く思わずに「自分の一部を捉えた」という見方をすれば、生きづらさから抜け出せる一歩を踏み出せるのではないでしょうか。


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